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五輪へ柔道若手育成 茨城県警機動隊の前川さん 全日本コーチ 国際大会や合宿同行

柔道全日本ジュニアコーチを務める県警機動隊の前川允人さん=水戸市内
柔道全日本ジュニアコーチを務める県警機動隊の前川允人さん=水戸市内


2028年ロサンゼルス五輪に向けて、柔道全日本ジュニア(20歳以下)のコーチを務める警察官がいる。茨城県警機動隊に所属し、柔道の特別訓練員(特練員)として稽古に励む前川允人(まさと)さん(33)。日常業務の傍ら、コーチとして国際大会や合宿に同行し、若手選手の育成に力を注ぐ。2年後の大舞台へ「目標は五輪に選手を輩出すること。そのために今やれることをやりたい」と意気込む。

高校時代の恩師が全日本ジュニアのヘッドコーチを務めているのが縁で、昨年5月、コーチ陣に加わった。県警から全日本へのコーチ派遣は前例がなく、「職場の理解や家族の協力があって実現している」と感謝の思いを忘れない。

この間、ブルガリアやペルーなどで開催された国際大会に同行。国内合宿での指導のほか、強化選手が出場する大会にも視察のため足を運ぶ。

担当階級は持たず、チーム全体を見ながら事務仕事もこなす。試合の映像分析のほか、遠征時の試合前には自ら選手の練習相手となり、海外勢特有の組み方への対処法を伝えるなど活躍を陰で支えてきた。

心がけるのは「選手の気持ちややりたいことを優先すること」。選手との間に壁をつくらないよう努めており、積極的に声をかけて信頼関係を築いている。

同県神栖市出身。小学2年の頃、友人の影響もあって地元の少年団で柔道を始めた。高校時代はインターハイで3位入賞するなど活躍し、民間勤務を経て18年に警察官になってからは、特練員として業務の合間に週2、3回ほど稽古に励んでいる。

「今も純粋に柔道が好きで楽しい」といい、背負い投げや大腰など「立ち技できれいに一本を投げにいく柔道を志してきた」。県警代表として、昨年は全国警察柔道大会(団体戦)で1部リーグ昇格に貢献した。

普段は機動隊員として重要施設などの警戒に当たり、爆発物対策部隊の一員としても技能を磨く。災害時や人命救助などの際に最前線で活動する機動隊員にとって、柔道で心身を鍛練することは業務に直結する。

コーチとして携わった選手が将来五輪で活躍することを期待しつつ、「全日本の活動で得られた経験は県警にも還元していきたい」と力強く語る。



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