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守谷に不登校特例校 茨城県内公立初 28年春開校目指す

守谷市が学びの多様化学校を設置する市有地の元結婚式場=同市松ケ丘
守谷市が学びの多様化学校を設置する市有地の元結婚式場=同市松ケ丘


不登校の児童生徒に配慮した教育内容を編成できる「学びの多様化学校(不登校特例校)」について、茨城県守谷市が県内公立校として初めて中学校1校を設立する方針を固めたことが13日、分かった。同市松ケ丘6丁目の市有地にある元結婚式場を改修し、2028年4月の開校を目指す。市内全ての子どもたちに学びの場を保障するのが狙い。市が同日、市議会に説明した。

市教委によると、市内では不登校の児童生徒が増加傾向にあり、特に中学生で著しいことから、市立けやき台中の分校として、最大40人程度を受け入れる。各学年で10人程度の少人数学級を想定している。

学びの多様化学校は、文部科学省の指定で学習指導要領に縛られず、不登校の児童生徒に配慮した学習内容や授業時間を編成できる。市教委は同校を「学びのリスタートの場」と位置付け、生徒に学力とコミュニケーション能力を身に付けさせ社会的自立を目指す。

同校の特徴として、授業時数を標準より約2割減らしてゆとりを持たせるほか、登校時間を午前9時半に、下校時間を午後3時半にして登下校に配慮。午後に90分間の体験・探究学習の時間も設ける。

市内小中学校の不登校児童生徒数は全国と同様に増加傾向にある。24年度に30日以上欠席したのは小学生97人、中学生130人。10年前に比べ小学生は4倍近く、中学生は2倍を超えた。特に中学校の不登校率は小学校に比べ2倍を超えて深刻という。

市は対策として市立全小中学校に「フリースペース」を設け、子どもの居場所を整えてきた。学びの多様化学校は学習や進学をより重視しており、市教委は新たな選択肢にしたい考え。担当者は「一人一人に応じた多様な支援を行いたい」と話した。

同所には、同校のほか、市教委事務室や市総合教育支援センターなども入る予定で、各機関が連携して不登校の子どもたちをきめ細かく支援していく。

県内の学びの多様化学校は、水戸市内に私立小1校が25年4月に開校している。文科省は都道府県に1校以上、全国300校を目指して設置に向けた支援を行っている。



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