回収場所を拡大 リチウム電池火災防げ 2月から86カ所 「適切な分別意識を」 茨城・大洗町
リチウムイオン電池(LIB)の誤混入がごみ処理場の火災につながる問題に対応するため、茨城県大洗町は2月、町内の資源回収場所86カ所でLIBの分別回収を開始した。町生活環境課は「身近な場所に設置することで、適切な分別の意識を持ってもらいたい」と話す。
LIBはスマートフォンやモバイルバッテリー、ノートパソコンなど身の回りのさまざまな製品に使われているが、衝撃を加えると発火し、火災につながる恐れがある。
総務省消防庁が1月に発表した調査結果によると、2025年1~6月の半年間に県内で起きたLIB由来の火災件数は9件だった。
同町ではこれまでに発火や火災は起きていないが、不燃ごみに混じっていることなどがあることから、町役場1階に昨年6月、回収ボックスを設けた。多くの町民が訪れたことから、町は「開庁時間でなくても身近な場所で出せるように」と回収場所の拡大に踏み切った。町役場ではLIBを取り外せない小型家電も回収している。
利用者はビニールテープなどで絶縁処理をした上で袋に入れ、専用ボックスに出す。各回収場所で集められたLIBは町が回収した後、大洗、鉾田、水戸環境組合に搬入され、最終的に処分業者やリサイクル業者で処理される。
ただ、回収されたLIBのうち約4~5割が再資源化されずに焼却・埋め立て処理されている現状があり、環境省は昨年12月、2030年までに処理施設への高度選別機導入や回収拠点を拡大する体制の構築を支援する対策を掲げている。
回収場所や出し方は町ホームページなどで確認できる。











