茨城県内で交通死亡事故多発 全国ワースト3位 6人増20人、高齢者6割
今年に入り、茨城県内で交通死亡事故が多発している。死者数は17日時点で前年同期比6人増の20人に上り、全国ワースト3位となっている。高齢者が6割を占めるほか、事故原因は車が右側に寄ったり反対車線にはみ出したりする「右側通行」が多い。県警は前方確認の徹底とともに「緊張感を持って運転を」と、ドライバーに注意を呼びかけている。
県警によると、17日までの県内の交通事故死者数は、愛知県と大阪府の各22人に次いで3番目に多い。県は今年に入り、2回にわたって県内全域に交通死亡事故多発警報を発令したが、期間中にも2件の死亡事故が起きた。
同期の死者数は2012年7人、22年11人、23年16人、24年10人、25年14人と推移しており、過去5年と比べて最多。今年の死者のうち高齢者は12人(前年同期比4人増)で、全体の6割を占めた。
事故原因別の最多は「右側通行」で5件(同4件増)。2月1日には大子町の国道上で軽トラックと、対向の準中型貨物車が衝突し、軽トラックを運転していた男性(84)が死亡した。同13日には、ひたちなか市の市道上で軽乗用車が対向の乗用車に衝突、軽乗用車を運転していた男性(82)が死亡し、同乗の女性(80)が重傷。いずれも、車が右側を走り正面衝突したとみられる。
原因はほかに、「わき見・漫然」4件、「その他」3件、信号機のない横断歩道を渡る歩行者の妨害が2件と続く。車両に乗っていた死者の半数以上は、シートベルトを着用していなかったという。
県警は引き続き、交通取り締まりや街頭活動に注力。前方確認の徹底を特に高齢ドライバーに訴えるとともに、「被害者にも加害者にもならないよう、思いやりと緊張感を持って運転してほしい」と呼びかけている。











