園児に給食与えず、たたく、怒鳴る つくばみらいのこども園で不適切保育疑い 茨城県と市が行政指導
茨城県つくばみらい市板橋の認定こども園「ひなたのもり」で、保育士が園児をたたく、給食を与えないなどの不適切保育をした疑いがあるとして、県や市が改善報告を求める行政指導をしていたことが20日、分かった。運営会社の担当者は「引き続き、是正に向け動く」と改善の意思を強調。既に園側から報告書が出され、市は継続して抜き打ち検査を実施している。同園は昨年4月に開園したばかりだった。
市によると、昨年9月下旬、市みらいこども課に不適切保育に関する情報提供があり、同10月下旬までに、保育士19人に聞き取りを行うなど調査した。
その結果、1人の保育士が園児に対し、たたく▽腕を強く引っ張る▽給食やおやつを与えない▽怒鳴る-といった身体的・心理的虐待、ネグレクト(放置)が疑われる行為があったと認定した。また、国が定める保育士の配置基準を満たさないことも判明した。
市は同11月6日、同園に文書による行政指導を実施。園側から提出された改善報告書に基づき、2週間に1回の頻度で抜き打ち検査を実施しており、今後も継続する。
取材に対し、運営会社の担当者は県と市から行政指導があったことを認め、「真摯(しんし)に受け止め、引き続き是正に向け動いていく」と強調。不適切保育の疑いがある保育士については「就業規則上で処分した」とし、処分内容は明らかにしなかった。
同園は市が整備した子育て世帯向け集合住宅に隣接し、昨年4月に開園。小田川浩市長は「非常に残念だ。園児や保護者が安心して通えるよう、サポートしていく」と述べた。











