【続報】常陸太田の材木店火災、山林に延焼 ヘリ消火活動も鎮火せず 茨城
19日午後8時29分ごろ、茨城県常陸太田市折橋町の材木店から出火した火災で、火は周辺の山林に燃え移り、20日午前8時時点で2.4ヘクタールを焼いた。消防や県の防災ヘリコプターによる消火活動に加え、災害派遣要請で自衛隊ヘリも出動したが、同日中に鎮圧や鎮火には至らなかった。人的被害は確認されておらず、消防などは21日早朝から消火活動を再開する。周辺住民からは「風向きが心配」といった不安の声が上がったほか、臨時休校する学校もあるなど、生活への影響が出ている。
県警太田署や市消防本部によると、19日夜に同所の材木店=男性(75)経営=から出火し、木造2階建て住宅や工場など6棟が全焼。付近の建物1棟も一部焼けた。さらに周辺の山林に飛び火し、山火事が発生したとみられる。
現場の山林は、国道349号の西側を流れる里川沿い。火災のあった材木店から南西方面の山の斜面に燃え広がった。20日は車両約20台が出て、消防職員や消防団員ら約120人が地上から消火に当たった。急斜面では、水の入ったバッグを背負って放水する「ジェットシューター」で活動を続けた。
市は同日正午に災害対策本部を立ち上げ、県を通じて自衛隊に災害派遣を要請。県の防災ヘリに加え、夕方から自衛隊のヘリ2機も投入され、上空からの放水を行った。活動は同午後5時20分で打ち切り、21日早朝から再開する。
山火事の現場と里川を挟んだ反対側には住宅や農地が広がっており、近隣住民らは20日、白煙が立ち込める山肌を心配そうに見守っていた。
材木店の火災を目撃したという男性(79)は「こんなに燃え広がるとは思わなかった」と驚いた様子で、「家に燃え移らないでほしい」と願った。80代女性は「乾燥していて火が広まるのは早いと思う。早く鎮火してほしい」と語り、70代女性は「風向きが心配」と不安を口にした。
19日夜、材木店の火災現場から火の粉が山の方に飛んでいくのを見たという90代女性は「火が燃え広がらないか、不安な一夜を過ごした」と話した。
山林火災の影響で、市教委は20日、同市大中町の市立里美小・中学校(児童生徒約90人)とさとみこども園を休校・休園とし、児童クラブも休みとした。










