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大洗の民話「織姫塚」アニメ化 茨城県内題材で初 涸沼川のほとりが舞台

海ノ民話のまちプロジェクトによってアニメ化された大洗町の民話「織姫塚」
海ノ民話のまちプロジェクトによってアニメ化された大洗町の民話「織姫塚」
町生涯学習課文化財係長の蓼沼香未由さんから説明を聞きながら、織姫塚を見学する大洗小たんけんクラブの子どもたち=大洗町磯浜町
町生涯学習課文化財係長の蓼沼香未由さんから説明を聞きながら、織姫塚を見学する大洗小たんけんクラブの子どもたち=大洗町磯浜町


日本昔ばなし協会(東京)と日本財団(同)は、茨城県大洗町に伝わる民話を題材にしたアニメーション「織姫塚」を制作し、同町を「海ノ民話のまち」に認定した。日本各地の〝海にまつわる民話〟をアニメ化する「海ノ民話のまちプロジェクト」の一環。これまで同プロジェクトでは100本以上の民話をアニメ化。県内の民話を題材としたものは本作が初めて。

同プロジェクトは、日本の「海とのつながり」と「地域の誇り」を子どもたちに伝え、未来につなげる狙いがある。舞台となった地域は「海ノ民話のまち」に認定され、同協会と同財団がPRや活用促進をサポートする。

本作の舞台は、同町内の涸沼川のほとりにある「織姫塚」。川の淵から聞こえる不気味な音の正体を確かめようと水に潜った徳川光圀が、底で出会った女神「織姫」の悲しい過去を聞き、その魂を慰めるため塚を築くという物語だ。

涸沼川は、満潮になると海水が逆流して川へ流れ込む。塚周辺は潮の満ち引きにより川中の岩礁が見え隠れするため、船が座礁する恐れがあるという。「織姫塚」は、川と海が交わる汽水域特有の現象と、その背後に潜む危険を教訓として示す民話だ。

監督を務めた同協会の沼田心之介代表は、交流サイト(SNS)の普及などから「民話が減少している」と指摘。「(民話は)学校では教わらないが、科目を越えた学びがある」とし、「(民話を通じて)子どもたちに自然の和みや怖さを知ってもらいたい」と期待した。

今月10日、同町磯浜町の大洗小で本作の上映会が開かれ、4~6年の児童が鑑賞した。倉本祐太郎さん(12)=6年=は「自分の地元にこんな民話があるとは知らなかった。帰ったら家族にも伝えたい」と声を弾ませた。

12日には、同校たんけんクラブの児童10人が、町生涯学習課文化財係長の蓼沼香未由さんの案内により、織姫塚を訪ねた。蓼沼さんは川の対岸を指さしながら「あそこに織姫がいる。引き潮から1時間ほどで岩の頭が見える」などと子どもたちに解説した。

アニメ「織姫塚」は同プロジェクトのユーチューブチャンネルで公開する。町は、街中にあるデジタルサーネージで本作をコンテンツとして活用。駅前や宿泊施設などで流すことも視野に入れ、活用法を探る。



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