常陸太田・山林火災 発生7日目で鎮圧 けが人や建物被害なし 住民、安堵の声 茨城
茨城県常陸太田市折橋町で19日夜に発生した山林火災で、市は25日、出火から7日目となる同日午後4時32分に延焼の恐れがなくなり、「鎮圧」したと発表した。下草を中心に約18ヘクタールを焼いたが、人や建物の被害は確認されていない。地上では消防関係者延べ1000人以上が投入され、上空からはヘリコプターによる消火活動も展開された。鎮圧を受け、現場周辺の住民からは安堵(あんど)する声が聞かれた。
山林火災は19日午後9時33分ごろ発生。同所の材木店を全焼した建物火災から飛び火したとみられる。現場は道の駅さとみ(同市小菅町)の西側にある妙見山の周辺で、南西方向に延焼が続いていた。
山林火災の発生後は連日、県の防災ヘリコプターに加え、災害派遣要請で自衛隊ヘリも出動して上空から散水を繰り返した。地上では消防職員と消防団員が延べ1000人以上投入され、背負い式の消火水のうなどで消火に当たった。
25日は近隣の同県日立、高萩、常陸大宮、那珂、大子5市町の消防本部からも応援が入り、約110人が火災の状況を確認しながら活動。まとまった雨が降り続いたこともあって火の勢いは止まり、消防の制御下になったとして、鎮圧状態と判断した。
26日も県防災ヘリが現場の状況を確認するほか、消防などが入山し、延焼が止まった場所の確認や地中などに残る火だねを消す。常陸太田市立里美小・中学校は同日から通常通り授業を行い、さとみこども園と児童クラブも開園する。
鎮圧を受け、現場周辺の住民からは安堵する声が聞かれた。近所の男性(25)は「ここ数日間は安心して眠ることができなかった。これからは落ち着いて生活できるのかな」と胸をなで下ろした。別の男性(75)は「ニュースで見るような山火事が近くで起こって怖かった。火の管理には気を付けようと思った」と話した。










