【詳報】J1水戸、本拠地「笠松」 8月、新シーズンから 茨城県と覚書
茨城県とサッカーJ1水戸ホーリーホックは27日、8月に始まる2026~27年シーズンのホームスタジアム(本拠地)を水戸信用金庫スタジアム(笠松運動公園陸上競技場、同県那珂市向山)に変更すると発表した。J1基準の収容人数1万5000人以上を満たしたスタジアムを確保し、入場料収入による経営規模の拡大を図るのが狙い。近くJリーグに申請する。大井川和彦知事と小島耕社長が県庁で記者会見し、使用条件を示した覚書を交わしたことを明らかにした。
水戸がこれまで本拠地として使っていたケーズデンキスタジアム水戸(同県水戸市小吹町)の収容人数は芝生席を除き約1万1000人。これに対し水戸信用金庫スタジアムは同約1万7000人で、相応の入場料収入が見込まれる。水戸は同スタジアムを09年まで本拠地として使っていた経緯があり、当時のノウハウをJ1でも生かしたい考え。
覚書は、水戸がスタジアムを使用する条件として、改修や特別な維持管理が必要な場合はクラブが全額負担するとした。大会日程が重なる競技団体との調整や、試合開催日の交通渋滞対策などについても、水戸が中心となって対応するとしている。
小島社長は改修費について「しっかりと施設設備に関する予算を確保し、J1の試合開催にふさわしい運営をこれから模索していく」と話した。現時点で改修が必要なのは、ドーピングコントロール室とサッカーゴール、天然芝の3点とされる。
水戸が条件を満たす限りはスタジアムの使用が認められるため、翌シーズン以降も本拠地として使う可能性がある。前回Jリーグから交付されたJ1ライセンスは水戸が将来的に新スタジアムを整備するという例外規定が適用されていた。小島社長は「当面は水戸信用金庫スタジアムで戦わせていただくことで、クラブの経営基盤を整えていくことの方が先決だと考えている」と話した。
大井川知事は「ホームスタジアムを盛大に生かして、集客も頑張ってほしい。最も大事なことはJ2に戻らないこと。ぜひ頑張ってほしい」と期待した。











