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原子力規制委 HTTR現地調査 茨城・大洗 新基準適合審査の一環

HTTRの原子炉建屋内で新設される配管の位置を確認する原子力規制委員会の杉山智之委員(中央)ら=大洗町成田町(代表撮影)
HTTRの原子炉建屋内で新設される配管の位置を確認する原子力規制委員会の杉山智之委員(中央)ら=大洗町成田町(代表撮影)


日本原子力研究開発機構(原子力機構)の高温工学試験研究炉「HTTR」(茨城県大洗町成田町)について、原子力規制委員会は27日、新規制基準適合審査の一環で現地調査した。HTTRのほか、隣接地に新設される水素製造施設とHTTRをつなぐ配管の設置予定場所などを確認した。

HTTRは、核分裂反応で生じた熱をヘリウムガスで冷却する国内唯一の高温ガス炉。最高950度の高温を取り出すことができ、天然ガスと水を高温で化学反応させて水素をつくる。炉の熱で高温になったヘリウムガスを、整備される配管を通じて水素製造施設に送り込む計画だ。

調査には規制委の杉山智之委員ら計12人が参加。配管をつなぐ原子炉格納容器の貫通部のほか、原子炉建屋内外で配管が設置される予定の場所を確認した。

原子炉で異常事態が起きた時や、同施設で異常発生時に原子炉建屋内へ影響を及ぼさないための隔離弁を設ける場所も視察した。

調査後、規制委の杉山委員は「非常に狭い所に配管を通す必要があり、簡単な工事ではないと実感した。高温のガスが流れるので、耐震性の確保も議論になる」と述べた。

原子力機構は2025年3月、HTTRの熱を利用する同施設新設のため、規制委に同審査を申請。28年度に製造試験を始め、高温ガス炉と同施設の安全な接続技術の確立を目指すとしている。



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