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外来カミキリから桜守れ 茨城・桜川市で昨年初確認 生息域拡大、薬剤散布へ

2025年7月に桜川市内で発見されたクビアカツヤカミキリ
2025年7月に桜川市内で発見されたクビアカツヤカミキリ
毎年ヤマザクラなどが咲き誇る磯部桜川公園=桜川市磯部
毎年ヤマザクラなどが咲き誇る磯部桜川公園=桜川市磯部


ヤマザクラの名所として知られる茨城県桜川市は、桜やモモなどバラ科の樹木を食い荒らす特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」の対策に乗り出す。県内で生息域が広がる中、2025年7月に市内で初確認された。市は磯部桜川公園(同市磯部)で、国指定天然記念物の「桜川のサクラ」を含む約500本の桜に薬剤を散布して被害を防ぎ、名所を守りたい考えだ。

古くから「西の吉野、東の桜川」と並び称される同市は、約55万本のヤマザクラが自生するとされる。国の名勝指定を受ける磯部桜川公園や、桜川磯部稲村神社(同)などに加え、近年では平沢地区の高峯周辺に自生するヤマザクラも観光客らでにぎわう。

食害による枯死や倒木の危険を防ぎ歴史ある名所を守ろうと、市は磯部桜川公園内の全ての桜を対象として、薬剤散布を年2回行う。成虫の産卵防止や幼虫駆除などに効果があるという。26年度の市一般会計当初予算案に、薬剤散布の業務委託料287万円を計上した。

25年7月に市内で初確認されたクビアカツヤカミキリは、住宅の庭木のクヌギで見つかった。県が特定外来生物のカミキリ駆除で協力者を募る「いばらきカミキリみっけ隊」に参加した市民が、自宅で発見したという。

成虫の体長は2.5~4センチで、5月中旬から8月ごろに羽化する。1カ月ほどの寿命の間に樹皮の割れ目などに産卵。幼虫は木の内部を食い荒らし、木を枯死させることもある。

県内では19年8月に古河市で初確認され、24年度までにつくば、結城、八千代、五霞町を含む5市町で確認。25年12月までに筑西、坂東、桜川、下妻、境の5市町で新たに見つかり、県西地域を中心に生息域を広げている。

桜川市の担当者は「市はヤマザクラの名所。その財産を失ってしまわないよう守らなければいけない」と危機感を口にした。



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