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芽吹き促すヨシ焼き 稲敷・湿原「妙岐の鼻」 茨城

ボランティアが点火し、激しく燃え上がるヨシ原=稲敷市浮島
ボランティアが点火し、激しく燃え上がるヨシ原=稲敷市浮島


茨城県稲敷市浮島にある霞ケ浦沿岸最大の湿原「妙岐(みょうぎ)の鼻」で8日、植物の芽吹きを促すヨシ焼きが行われた。火が付くとばちばちという音とともに勢いよく燃え上がり、一帯は熱風に包まれた。

妙岐の鼻では200種以上の植物が確認されており、このうち11種が希少種。一帯には多様な種類のカヤが混生し、「シマガヤ」と呼ばれる。良質なことから、同県水戸市の偕楽園内にある好文亭のかやぶき屋根にも使われる。

ヨシ焼きは、良質なヨシの育成や生態系保全が狙いだ。住民の苦情などで中止した時期もあったが、2019年以降は国土交通省霞ケ浦河川事務所と水資源機構利根川下流総合管理所が続けている。

この日は約52ヘクタールのうち、約30ヘクタールに火を入れた。ヨシ焼きの実施を担った国立環境研究所気候変動適応センター副センター長の西広淳さん(54)は「続けることで、植物の生息種が増え、ヨシも良質になっている。今後も皆さんの協力を得て、続けていきたい」と話した。



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