茨城県北6市町周回 常陸国トレイル、今夏開通 国内最長350キロ
茨城県北6市町の里山や観光名所を結ぶ「常陸国ロングトレイル」が、2026年夏に全線開通する見通しとなった。常陸大宮-大子間の70キロ区間を整備し、周回型コースとしては国内最長の全長350キロが完成する。県は来年度、開通に合わせたイベントの開催や専用マップの再編集などを進め、国内外からのさらなる誘客を目指す。
常陸国ロングトレイルは登山道や里山のあぜ道などを歩き、地域の自然や歴史など日本の原風景に触れることができるコースが特長。完成すれば、日立、常陸太田、高萩、北茨城、常陸大宮、大子の県北6市町を巡る周回ルートとなる。
コース整備は20年度から段階的に始まり、25~26年度にかけ、常陸大宮市の旧宿場町「高部宿」から大子町の「八溝山」を経由し、同町のJR水郡線「下野宮駅」までのルートを開通させる予定。今夏をめどに全ての整備を終え、周回コースとして完成する。
県は全線開通に合わせ、さまざまな企画を計画している。来年度は記念イベントの開催を検討するほか、公式ホームページも刷新する。現在配布しているトレイルマップも再編集し、「利便性を向上させる」(県担当者)方針。
昨年10月に初開催されたサバイバルレース「OkukujiX(奥久慈クロス)」など、コースを活用したプロモーションを積極的に展開する。旅行会社と連携し、国内外の観光誘客も進めていく。
開通区間が拡大するにつれ、来場者数も増えている。県県北振興局によると、コース整備に着手し始めた20年度は約2000人だったが、全体の8割の整備が進んだ24年度は前年比2.3倍増の10万5000人に拡大。25年度も10万人を超える見通しという。
整備は、愛好家らで構成するボランティア団体を中心に進めている。同局は首都圏からのアクセスの良さなどを念頭に、「日本の原風景が感じられる里山の景観が大きな特長。厳しいコースから易しいコースまで、幅広く楽しめる魅力を周知していきたい」とアピールしている。











