勤続保育士に功労金 取手市の人材確保策 10年以上は市長直接お礼 茨城
茨城県取手市は市内の保育園で長年働く保育士に功労金を贈る取り組みを始めた。このうち10年以上働く保育士には、市長が職場に出向き、長く保育に貢献したことにトップ自らお礼の気持ちを伝える。
市は本年度、保育士の人材確保策として保育士や幼稚園教諭への処遇改善に取り組み始めた。その一つが勤続功労金で、3年目10万円、5年目12万円、8年目15万円、10年目以降は5年ごとに20万円をそれぞれ贈る。このうち10年以上には市長が職場に行き、感謝状を手渡す。本年度は31人が対象。
10日は同市山王の育英保育園で勤続35年目の倉持馨さん(55)を表彰した。園児約80人が見守る中、中村修市長は「これからも取手の宝である子どもたちを育ててほしい。みんなでありがとうと言おう。子どもたちが元気で笑顔でいられるのはいつも先生たちが愛情と優しさを持って寄り添っているから」と呼びかけ、園児らは一斉に「ありがとう」とお礼を言った。
倉持さんも卒園生で、1991年に入職した。倉持さんが世話した園児で、今は一緒に働く同僚もいる。職場では「常に前向き。育英保育園の中心」と頼られる存在だ。
事前に表彰を知らされなかったという倉持さんは「みんなから祝福されて最高にうれしい」と驚く。仕事について「子どもの成長の手助けができ、本当にやりがいがある。卒園生が大きくなっても会いに来てくれるのが励み。大変な経験はなく、毎日が楽しい」と話した。











