【更新】石岡市長の不信任決議案可決 市議会と対立が背景 10日以内に解散か、失職決断 茨城
茨城県石岡市議会は19日、谷島洋司市長(63)に対する不信任決議案を賛成多数で可決した。対立が背景にあるとみられ、市議会は谷島市長の市政運営を「議会との信頼関係を築く市政や、行政の最高責任者としての自覚が著しく欠けている」と批判した。市長は10日以内に議会を解散するか、解散しない場合は自動失職となる。谷島市長は可決後に記者会見し、進退について「今日の時点では決定していない」と述べるにとどめた。県内の地方議会で首長に対する不信任決議案が可決されたのは、1974年3月の旧岩井市議会以来。
決議は職員の不祥事が相次ぎ監督責任が不十分であるほか、交流サイト(SNS)に議会を批判する内容を投稿するなど信頼関係が損なわれたと指摘。「市政運営に重大な混乱と停滞をもたらしている」とした。。提案理由で、山本進議員(無所属、至誠会)は公園の屋外トイレ建設を巡る谷島市長の言動が決定打になったとした。
採決は出席議員21人のうち5人が退席、残る16人のうち13人が賛成した。
谷島市長が議会解散を選べば40日以内に市議選、自動失職なら50日以内に市長選が行われる。
沈痛な面持ちで会見に臨んだ谷島市長は「残念だ」と繰り返した。議会との対立について「就任直後からのコロナ禍で意思疎通が欠け始めた」と振り返った。今後については、複合文化施設事業の是非を市民に再び問う機会になるとしつつ、「解散か失職か、市民生活への影響を最小限にする選択をしたい」と述べた。
石岡市は、市執行部が掲げる重要施策を議会側が拒み、両者の対立が市政の停滞を招いてきた。2020年には前職の今泉文彦市長が地域医療計画の頓挫で引責辞任。谷島市長も2度の辞職勧告決議を受け、複合文化施設整備が議会の反対により白紙化された。










