旧青柳小、工場に改修 消火薬剤製造へ 茨城・鉾田
防災設備機器メーカーのヤマトプロテック(東京)は、茨城県鉾田市青柳の旧青柳小学校をリノベーションし、消火薬剤の工場を整備する。投資金額は約50億円で、地元で5人程度の雇用を予定。夏ごろ着工し、2027年7月の稼働を見込む。
同社は火災リスクの多様化や、人体と環境に配慮した次世代消火薬剤「K/SMOKE」(ケースモーク)の需要拡大を背景に、総額約75億円を投じて国内の生産・供給基盤を強化することを決定した。このうち、鉾田市には新拠点として「百里・鉾田工場」を整備する。
敷地面積は1万3811平方メートルで、校舎棟(延べ面積1284平方メートル、2階建て)を事務所や会議室に改修する。工場は体育館(延べ面積883平方メートル、2階建て)を転用するほか、校庭に新棟(延べ面積約2900平方メートル、平屋建て)を整備していく。同工場ではK/SMOKE薬剤を年間400トン、ABC粉末薬剤を年間7000トン製造する計画。
同社は同県河内町に研究所を有しているため、近隣で新工場の設置場所を検討していた。その際、鉾田市が小学校跡地の利活用を行う事業者を募集していることを知り、応募したという経緯がある。同市に新工場を設置するに当たり、同社は地域貢献策として、災害時には避難場所として開放することや、消防署に対する消火器や消火剤の提供なども検討しているという。










