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過積載摘発、25年最多681件 茨城県警 圏央道沿線 宅地造成影響か 

トラックの重量を調べる警察官=2月19日、筑西市舟生
トラックの重量を調べる警察官=2月19日、筑西市舟生


重大な事故や道路の劣化を招くとして、茨城県警は過積載車両の取り締まりに力を入れている。県警によると、2025年は前年の約1.7倍に当たる681件を摘発し、過去最多を更新した。首都圏中央連絡自動車道(圏央道)沿線の警察署管内で、宅地造成の盛り土や砕石などを運ぶ車両の摘発が増加したことが大きく影響した。県警は残土や廃棄物の不適切処理の防止にもつながるとし、県と連携して違反車両に目を光らせる。

2月下旬、同県筑西市内の国道を走行していた過積載の疑いがある大型トラックが、白バイに誘導されながら駐車場に入ってきた。トラックのタイヤは底面がつぶれ、車体を左右に大きく揺らしていた。

同市内の国道50号や国道294号などで、県警と県合同の過積載の取り締まりを実施。県警捜査員や県廃棄物規制課の職員ら約40人が集まり、白バイや覆面パトカー、上空から積載物を確認するヘリコプターも出動した。この日は5台を道交法違反(過積載)容疑で摘発し、規定積載量の2倍近くの車両もあった。

県警交通指導課によると、摘発件数は20年以降、年々増加している。25年は前年より274件多い681件と大幅に増えた。圏央道沿線の県警つくば署と県警下妻署で前年比計105件増えており、同県つくば市内などの宅地造成工事の盛り土や砕石を運ぶ車両の摘発が影響している。

過積載はブレーキが利きにくくなったり、右左折時に横転したりするなど、重大事故を招く恐れがあり危険な行為。道路や橋の劣化にもつながる。

一方で、違法と知りつつも、ドライバーには言い分があるようだ。摘発された男性の1人は「人手不足で、運転手も高齢者。一度に多く運ぶことで時間や体力などを軽減している」と効率重視の実態を吐露。県警による聞き取りでも「燃料や時間の節約のため」と話す人がいたという。

交通指導課の担当者は「車体が大きくなればなるほど、交通事故の際のダメージや責任は大きくなる。事故防止のためにも、引き続き取り締まりを強化していく」とした。



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