日立・櫛形小と山部小閉校 児童「思い出消えず」 4月統合へ 茨城
茨城県日立市十王町伊師本郷の市立櫛形小と同市十王町山部の市立山部小の閉校式が23日、両校で行われ、児童や関係者が別れを惜しんだ。各校長から折笠修平教育長に校旗が返還され、在校生と卒業生は最後の校歌を高らかに歌い上げた。150年余の歴史を刻んだ両校は4月に統合し、新設の「十王小」として再スタートを切る。
櫛形小は1873(明治6)年、私立学校として始まり、尋常小を経て1956年に現在の校名になった。在籍児童は624人(3月1日時点)。
閉校式で芳賀友博校長は関係者に感謝するとともに、「閉校は寂しいが、学校には輝かしい歴史と伝統がある。これからも古里十王を誇りに活躍してほしい」と児童にエールを送った。
塙彩香さん(5年)は児童代表で家族4世代で通ったことに触れ、「学校にはいろんな思い出が詰まっている。十王小でも明るく伸び伸びと頑張りたい」と述べた。
山部小は1874(明治7)年開校。尋常小、国民学校を経て1956年に現在の校名になった。児童数は18人(同)。
閉校式で大貫弘敏校長は「小規模校の特徴を生かし、学校と地域が互いに寄り添い、子どもたちを育てた。学年を超えた確かな絆が根付いた」と感謝の言葉を述べた。児童代表の大関蒼真さん(5年)は学校生活を振り返り、「一つ一つの経験が自分の強みとして発揮できるようになった。過ごした日々は私たちをつなげてくれ、思い出は決して消えることはない」と訴えた。全児童による緑の少年団の活動報告や、ミュージカル舞台、学校の歴史発表も行われた。
新設の十王小は櫛形小の校舎を使い、山部小は廃校となる。校章と校歌が新しくなり、スタートを切る。











