作曲家・池辺さん 音楽人生回顧 ピアノ修復記念、連弾予定 水戸で4月12日講演 茨城
茨城県水戸市出身の作曲家、池辺晋一郎さん(82)の生家にあったピアノが修復されたのを記念し、池辺さんがピアノとの思い出を語る講演会が4月12日、同市河和田町の佐川文庫「木城館」で開かれる。ピアノは池辺さんが幼少期に弾き親しんだもので、いわば「作曲家としての原点」となっている。講演会では、池辺さんが自身の音楽人生を振り返るほか、プロ奏者との連弾も予定されている。
ピアノは、国内メーカーが1935年に製造したアップライト型。池辺さんの母親が女学校時代から同市内の実家で弾いていたもので、結婚後は新居に持ち込んでいた。池辺さんが生まれてからは、ショパンやグリーグなどを子守歌代わりに演奏していたという。
57年に池辺さん一家が東京へ引っ越した際、ピアノは生家に残され、その後、90年代に同市内の知人宅に預けられた。昨年、水戸芸術館の協力で行われた調査で損傷が進んでいることが判明し、池辺さんの意向により製造時の部材を極力生かす形で修復された。
講演会は、水戸市芸術振興財団と佐川文庫が主催、茨城新聞社が後援。池辺さんが母親とピアノにまつわる思い出を振り返るほか、同県日立市出身のピアニスト、永田絵里子さんによる演奏が行われる。シューベルト「三つの軍隊行進曲 第1番」、グリーグ「抒情(じょじょう)小品集第3集より『春に寄す』」など池辺さんゆかりの楽曲が組まれ、池辺さんとの連弾も予定されている。
修復の橋渡し役となった水戸芸術館は「日本を代表する作曲家の池辺さんのお話とともに、ゆかりのピアノが奏でる味わい深い音色を楽しんでもらえれば」と話している。
「作曲家・池辺晋一郎 生家ピアノ修復記念講演会」は午後2時開演。チケットは全席自由1500円。未就学児入場不可。申し込みは、水戸芸術館(電)029(231)8000、または佐川文庫(電)029(309)5020。











