茨城・石岡市長 議会解散へ 不信任受け 27日にも通知
茨城県石岡市の谷島洋司市長(63)が自身への不信任決議を可決した市議会を解散する意向を固めたことが26日、関係者への取材で分かった。27日にも市議会に解散を通知する見通し。市が提案してきた複合文化施設整備計画の是非について、市民に問う判断をしたとみられる。解散すれば、地方自治法の規定に基づき、通知の翌日から40日以内に市議選が行われる。
谷島市長は19日の不信任決議を受け、10日以内に失職するか、市議会を解散するか選択を迫られていた。
関係者によると、谷島市長は26日までに自身の後援会のほか、支持する市議や市民などに「市政を前に進めるために市民に判断を委ねる」と解散を選択する意向を伝えた。市議会の反対によって白紙に追い込まれた複合文化施設整備計画に関して、選挙で問う狙いがあるという。
市議会は定数22(欠員1)。任期は来年4月30日まで。谷島市長が27日に解散を通知した場合、市議会は即日解散となる。市議選は4月下旬から5月上旬までに行われる見通し。
谷島市長への不信任決議は19日の市議会定例会最終日に緊急動議が出され、5人が退席した後、賛成13、反対3の賛成多数で可決された。市議会は屋外トイレ整備を巡り谷島市長が事業に反対する市民に「議会が強くて止めさせてくれない」「不信任なら解散する」と市議会に責任転嫁する発言をしたことを問題視。職員の不祥事が相次いだ監督責任も挙げ、市政を担う責任感や信頼関係を築く姿勢が欠けているとした。
石岡市では20年来、市長が掲げる重要施策を議会が拒み、停滞する「負の連鎖」が続く。2020年には前市長が地域医療計画を巡る予算削除を受け、引責辞職。谷島市長も総事業費100億円を超える複合文化施設整備事業などを巡り対立した。
解散による市議選は、事実上の谷島市長に対する信任投票となり、大型事業の行方を占う選挙になる。
ただ、新しい議会で再び不信任決議が可決されれば、市長は失職し、50日以内に市長選が行われる。










