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ありがとう「にっぽん丸」 5月引退、最後の大洗寄港 茨城

「にっぽん丸」の乗客を見送る県立大洗高マーチングバンド部や地元住民=大洗町港中央
「にっぽん丸」の乗客を見送る県立大洗高マーチングバンド部や地元住民=大洗町港中央


5月に引退する国内クルーズ船「にっぽん丸」の茨城港大洗港区最後の出港を見送るセレモニーが27日夕方、茨城県大洗町港中央の波止場で開かれた。県立大洗高マーチングバンド部が「水戸黄門のテーマ」など、茨城ゆかりの楽曲を奏でて船を送り出した。駆け付けた町民約500人が放った風船が舞う中、船は汽笛を鳴らして次の寄港地、東京都小笠原村の父島へと向かった。

同船は1990年に就航。大洗への寄港は30回を超す。全長約166メートル、乗客約500人でクルーズ船としては小型だ。同日、静岡県熱海市から入港した。

初入港時から、マーチングバンド部「ブルーホークス」が歓迎パフォーマンスでもてなしの演奏を行っており、今回が26回目。この日は、町が舞台のアニメ「ガールズ&パンツァー(ガルパン)」や「水戸黄門」にまつわる10曲を演奏。乗客は船のデッキで手拍子をしたり、旗を振ったりして演奏を楽しんだ。

最後に町民らが「にっぽん丸ありがとう」のアナウンスとともに風船を飛ばした。乗客は「ありがとう」「バイバイ」と声を上げ、町民も手を振って見送った。「『蛍の光』の演奏中に離れていく船を見てさみしくなった」と、同部長の吉川彩音さん(17)。同部監督の有国浄光さん(73)は「感無量。汽笛が鳴ってうるっとした」と笑った。



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