PC樹脂生産停止へ 三菱ガス化学 鹿島工場、市況低迷 茨城
三菱ガス化学(東京)は31日、鹿島工場(茨城県神栖市東和田)のポリカーボネート(PC樹脂)プラントを2028年3月を目途に停止すると発表した。同日開催した取締役会で決定した。同社の国内唯一のPC樹脂生産拠点だが、中国メーカーからの供給過剰によって市況が低迷していた。
PC樹脂は耐熱性と強度に優れたエンジニアリングプラスチックの一種。同社が独自に開発、提供しているシートやフィルムは、スマートフォンや自動車部品、ゲーム機などの製品に採用されている。
鹿島工場ではPC樹脂を1990年から生産していた。近年は中国メーカーが生産能力を伸ばし、同社の収益性と資本効率性が下がっていた。今後も採算改善が見込めないため、生産停止となった。中国、タイの工場での生産は継続する。
鹿島工場は今後、過酸化水素と光学樹脂ポリマー製品の生産を強化していく。









