公式戦初のJ1茨城ダービー 4日、水戸VS鹿島 熱戦に期待
明治安田J1百年構想リーグ第9節第1日は4日、各地で行われ、東地区9位の水戸はケーズデンキスタジアム水戸で同地区首位の鹿島を迎える。試合開始は午後2時。Jリーグ公式戦初の「茨城ダービー」となる。水戸の今大会通算成績は2勝6敗(うちPK勝ち1、PK負け3)で勝ち点8。鹿島は7勝1敗(うちPK負け1)で勝ち点22。
天皇杯では過去に3回顔を合わせ、対戦成績は鹿島の2勝1敗。水戸は3度目の2015年、PK戦の末に勝利した。05年から25年はリーグ開幕前にプレシーズンマッチとして対戦した。通算対戦成績は鹿島の15勝2分け2敗。水戸は22年に初勝利し、翌23年に2勝目を挙げた。
昨年J2を制して初昇格の水戸と、昨年9度目のJ1王者になった鹿島の一戦で、熱戦が期待される。
■J1水戸・本間GM 鹿島戦は「大きな夢」「選手、思い切って」
4日に水戸市で試合が行われるサッカーJ1の「茨城ダービー」を、熱い思いで待ち望む人がいる。水戸ホーリーホックのゼネラルマネジャー(GM)、本間幸司さん(48)。鹿島アントラーズとの対戦は、Jリーグの公式戦で初となる。本間さんにとっては単なる一戦ではない。ずっと胸の奥で温めてきた「大きな夢」だ。
本間さんは同県日立市出身。1999年から2024年まで、選手として水戸でプレーした。クラブ初代社長の故・石山徹さんから「茨城ダービーの実現」という野望を聞いていた。だからこそ、石山さんの思いを引き継ぎ、J1に昇格して鹿島と対戦したかった。
同じ茨城で先に誕生し、鹿嶋市をサッカーの街に変えた鹿島は、「スタイルは違うが、常に目標にしてきたクラブ」。本間さんが当時JFLの水戸に移籍した頃は、ダービーの夢を「口に出せるレベルではなかった」と振り返る。
チームは着実に成長を遂げ、夢の舞台に届いた。水戸の選手がピッチに立つ姿を想像し、「その光景を目の当たりにした時、涙が出てしまうんじゃないか」と胸中を明かす。「僕が現役の時に一番このピッチに立ちたかった」と率直に話す。
昨年のリーグ王者・鹿島は、今回の百年構想リーグという特別大会でも強さを見せ、首位を走る。待ち望んだ一戦を控える水戸の選手たちへ「幸せを感じながら、思い切って、びびらずに戦ってほしい」とエールを送る。
ホームであるケーズデンキスタジアム水戸で、王者を迎え撃つ。「日本のトップリーグで、この試合ができることは地域にも大きな影響を与える。クラブの存在価値を見せられる」と意気込む。
05年から昨年まで恒例だった鹿島とのプレシーズンマッチ。水戸にとってはただの調整ではなかったが、あくまで前哨戦。天皇杯でも対戦したが、互いに若手主体だっただけに、「本気の鹿島を体感できる。この一戦で得られるものは選手をはじめ、クラブ全体にとって大きな財産になる」と期待を込める。
夢の舞台はもうすぐだ。「王者に挑むJ1初挑戦の水戸という構図になると思うが、『やっぱり鹿島は強かったね』とは言わせたくない」ときっぱり。水戸サポーターに向け「皆さんに何かを感じてもらえるゲームに間違いなくする。ぜひ期待してほしい」と応援を呼びかけた。
★ダービー戦
主に同じ地域に本拠地を置くクラブ同士の対戦のこと。他県では千葉と柏の「千葉ダービー」や、清水と磐田の「静岡ダービー」などがある。公式戦での水戸と鹿島の「茨城ダービー」は天皇杯の2004年、07年、15年に行われた。05年から25年までは、リーグ開幕前にプレシーズンマッチとして開かれた。










