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郷土の魅力、かるたに 44市町村の名勝や特徴 中学生協力 市民団体が制作 茨城

県内44市町村の魅力を扱った「茨城かるた」
県内44市町村の魅力を扱った「茨城かるた」
「茨城かるた」を高橋靖水戸市長に託したトムクックの久野勝敬さん、戸田武志さん(左から)=同市役所
「茨城かるた」を高橋靖水戸市長に託したトムクックの久野勝敬さん、戸田武志さん(左から)=同市役所


「亀甲柄に 秘めたる想(おも)い 糸が知る(結城紬(つむぎ))」-。茨城県の自然や歴史、文化を題材とした郷土かるた「茨城かるた」が完成した。定年退職した小中学校の元校長や教員でつくる市民団体「トムクック」が県内の中学生の協力を得て作り上げた。日本語に加えて英語の読み札も用意し、県内の全小学校461校に全50枚3セットずつを贈った。久野勝敬代表は「楽しみながら郷土の魅力を知り、英語も学んでほしい」と願いを込める。

「息をのむ 紅(あか)く色づく花貫渓谷」(高萩市)、「ソイヤサー 夏に集まれ 水戸黄門まつり」(水戸市)、「満点の 宇宙(そら)を探求 筑波宇宙センター」(つくば市)、「一口で 分かるおいしさ 江戸崎かぼちゃ」(稲敷市)-。

かるたには子どもたちに伝え残したい郷土の魅力が詰め込まれている。絵札と読み札が各48枚で、「あ」から「ん」までの平仮名48文字に対応する形。県内44市町村のまつりや名勝、特徴を取り上げた。空札も2枚用意し、ふるさとの魅力や校訓を書き入れて、学校ごとに独自のかるたを作成できるようにした。

トムクックは2011年度前後にひたちなか市立長堀小に勤務していた元教員4人で構成する。メンバーは当時校長の久野勝敬さん、教頭の戸田武志さん、教務主任の小沼明美さん、学年主任の前嶋浩子さんで、いずれも定年を迎えた。久野さんの呼びかけで集まった4人は「子どもたちが地元を好きになるきっかけをつくりたい」と協賛を募り、自費で1600セットを制作した。

題材は、久野さんたちが各市町村の観光課に尋ねて選定。県内各地の中学生に読み札や絵札の制作を依頼した。読み札はひたちなか市立勝田一中、絵札の原画は大子中(大子町)と水戸二中(水戸市)、神栖二中(神栖市)、八郷中(石岡市)、下館中(筑西市)が担当した。

英語の読み札もあるのが特徴で、小沼さんと前嶋さんが翻訳した。知り合いの外国語指導助手(ALT)にも見てもらい、分かりやすい表現にこだわった。

贈呈式が3月29日、水戸市役所で開かれた。かるたを受け取った高橋靖市長は「かるたという切り口で、楽しく郷土を学べるのは素晴らしい。活用したい」と謝意を示した。

茨城かるたは一般販売していない。郷土かるたを収集し、公開しているサイト「郷土かるたコレクション」に申請中で、申請が通ればサイトから無料で利用できる。6月21日には同市見川町の市総合運動公園体育館で、茨城かるたを使った大会を開く。



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