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J1初茨城ダービー 両サポーター熱狂 歓喜に沸く青、沈黙の赤

水戸と鹿島が対戦した「茨城ダービー」で、選手に声援を送る水戸サポーター(左)と鹿島サポーター(右)=ケーズデンキスタジアム水戸
水戸と鹿島が対戦した「茨城ダービー」で、選手に声援を送る水戸サポーター(左)と鹿島サポーター(右)=ケーズデンキスタジアム水戸


J1の舞台で、サポーターが待ちに待った「茨城ダービー」が4日、実現した。茨城県水戸市のケースデンキスタジアム水戸で行われた水戸-鹿島戦。降りしきる雨の中、スタンドでは激戦を繰り広げる選手を鼓舞する熱いエールが飛び交った。

歴史的な日を迎えたケーズデンキスタジアム水戸。試合開始の約3時間前から大勢の観客であふれた。水戸のチームバスが到着すると、サポーターが大きな拍手と応援歌を展開。「頑張れ」「頼むぞ」などと声をかけ、選手を後押しした。

鹿島のサポーターも負けていない。スタジアムのアウェー側を赤一色に染め上げ、統率の取れた応援歌で対抗。長年鹿島を応援する同県常陸大宮市泉、公務員、立原千鶴子さん(55)は「県勢同士の戦いは、やはり盛り上がる」と胸を躍らせた。

選手入場で水戸サポーターが「IBARAKI MITO」の人文字をバックスタンドに浮かび上がらせると、観衆1万570人の熱気は最高潮に達した。水戸の練習施設「アツマーレ」の近くに住む同県城里町上古内、無職、加藤洋一さん(78)は「J1の舞台で鹿島と戦う時を何年も待っていた」と声を弾ませ、キックオフを迎えた。

試合はホームの大声援のを受けた水戸が押し込む展開。前半34分、FW渡辺新太選手のゴールで先制すると、青色に身を包んだサポーターは総立ちで喜びを爆発させた。

一方、まさかの失点に鹿島側のスタンドは沈黙。後半も水戸のリードで試合が進んだが、鹿島一筋で応援しているという同県石岡市茨城、公務員、高木大地さん(28)の「鹿島らしい強さを見せて」という祈りが通じた。終了間際に鹿島が意地の同点弾を決め、サポーターに安堵(あんど)の表情が浮かんだ。

観衆が固唾(かたず)をのんで見守ったPK戦。GK西川幸之介選手の好セーブが光った水戸に軍配が上がった。勝利が決まった瞬間、水戸サポーターは高々と拳を突き上げ、歴史的一勝の歓喜に酔いしれた。

次回の茨城ダービーは5月6日、鹿島の本拠地・メルカリスタジアム。水戸を応援する東京都練馬区、会社員、三堀亜門さん(25)は「次も勝つ」と気勢を上げ、鹿島を応援する妻の綾乃さん(28)は「リベンジしたい」と言葉に力を込めた。



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