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爪も笑顔も輝く 心の健康づくり支える 福祉ネイリスト・茂木さん 12日、茨城・水戸で体験会

会話に花を咲かせながら爪を彩る茂木冴子さん=那珂市瓜連
会話に花を咲かせながら爪を彩る茂木冴子さん=那珂市瓜連
女性(82)の希望で春らしい雰囲気に仕上がったネイル=那珂市瓜連
女性(82)の希望で春らしい雰囲気に仕上がったネイル=那珂市瓜連


爪も笑顔もピカピカに-。介護福祉士からネイリストに転じた茨城県那珂市在住の茂木冴子さん(45)は、高齢者や障害者にネイルを施して心の健康づくりを支える「福祉ネイル」の普及に汗をかく。「家族の会話や外出が増えて前向きに変わる人を見てきた」と整えた指先の力を実感している。12日、水戸市内の福祉イベントで体験ブースを設けて、福祉ネイルの魅力をアピールする。

▼リラックス効果
那珂市瓜連のデイサービス施設で3月、40種近いネイルチップを楽しげに眺める女性(82)の姿があった。ピンク色の爪先を金色のラメで縁取った春らしいデザインを選び、「爪がつやつやになると楽しい」とほほ笑む。月に1度の茂木さんの出張ネイルサロンを心待ちにする一人だ。

「昔はどんな色のネイルがはやったんですか?」

茂木さんは爪にブラシを走らせ、昔のファッションからこの日の昼食まで多彩な会話を繰り出す。手が触れ目線が合うたびにリラックス効果が生まれるという。

施設の萩野谷幸太代表(40)は「ネイルを見せ合って交流が生まれたり体操に積極的になったりした人もいる」と変化を話す。

▼心豊かに
福祉ネイルは美容の力で高齢者の心豊かな生活を支える「介護美容」の一つ。自己肯定感が高まる、おしゃれや外出に意欲的になる、施術中に昔の記憶を語り認知機能の活性化を促す-などの効果が期待できる。

介護現場に約15年勤めた茂木さんがネイリストを志したのは、「寂しさや孤独を訴える高齢者を癒やす力」を感じたからという。

日本保健福祉ネイリスト協会のスクールで認定を受け昨夏から専業で活動する。県内は約50人の有資格者がいるが、介護経験を生かして高齢者と接するのが強み。県内2施設でファンを得てネイルを施している。ただ、「若い女性のおしゃれ」という先入観は根強く、「年金生活だから」とカラー1本1500円の料金に難色を示す人も多い。

茂木さんは、魅力を伝えるため、同県水戸市千波町のザ・ヒロサワ・シティ会館で12日に開かれる音楽と福祉の融合イベント「フジテリアパーク」で体験ブースを設ける。

カラーリング、爪磨き、ハンドトリートメントの3種で、18歳以下、65歳以上、障害者は全メニュー500円、一般1000円~。入場はフジテリアパークのホームページから要予約。一般のみ入場料1000円。午前9時半~午後3時。

茂木さんは「ネイルで一人でも多く笑顔と元気を届けたい」と話している。



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