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氣志團・綾小路、東京五輪開会式の真裏で生ラジオ 『氣志團万博』中止に胸中「好きが交錯する場所を作りたい」

綾小路翔 (C)ORICON NewS inc.


 ロックバンド・氣志團の綾小路セロニアス翔が、23日放送のニッポン放送『氣志團 綾小路セロニアス翔のオールナイトニッポン(ANN)GOLD』(後10:00)に生出演。東京2020オリンピック開会式という歴史的瞬間の真裏での生放送に挑むことになったが、冒頭で放送に向けての“宣誓”を行った。



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 綾小路は「お待たせいたしました、お待たせしすぎたかもしれません。リー全裸監督です」と『全裸監督』のフレーズを引用し、ボケも連発しながら「久しぶりに来て、すごいですよ。意外と緊張しているんですね。ちゃんときょうもバリバリのリーゼントです」とアピールした。



 22日には、氣志團が主催するフェス『氣志團万博』が、今年の開催を中止することを発表。中止の決定に伴い、綾小路は「この度、氣志團万博2021の中止を決断致しました。ヤバい。今言葉にしたら、文字にしたら、急に膝が震え出した。応援してくれたみんな、本当にすまねー。俺ら、開催に向けて全力で駆けずり回った。死ぬ気で、って堂々と言える程に。けれど、けれど力及ばずだったよ」と無念のコメントをつづった。



 こうした経緯を受け、綾小路は「きのう公式発表となりました。私が毎年、地元の千葉で開催しております万博の件につきまして。驚かせてしまったかなと思いますけど、この後、私の口からきちっとお話をさせていただけたら」と呼びかけた。



 その上で「昨年コロナが世界的なパンデミックとなって、いろんなことを考えたけど、我々はオンラインでやることを決めました。来年は絶対袖ヶ浦に帰るぞということを目標に、実行委員会を集めて、動いてきました。でもね、このコロナっていうのは本当に大変なもので、なかなかうまくいかない中、いろんなことに気をつけながら、この『氣志團万博』に向けていこうとやってきたんだけど、今回は総合的に考えて、これは今は開催すべきではないなと思いました。理由はものすごくいっぱいあります。それはもちろん、下世話な話じゃないけど、予算的なものも含めてだし。チケットはガイドラインに則っているけど、すでに大変な状況になっていたし、それでもいろんなところと相談しながら、この時点でまだ中止を発表しなくても良かったかもしれないけど、いろんなものを体感してきて、難しいなと」と今回の決断を説明した。



 続けて「できる場合にしても、ラインナップは決まっていたけど、全員が出られない状況になってしまうとか、オレが引っかかったのはそこがあったかなと。これは果たして『氣志團万博』なのかなと。何が何でも開催して、成功例を作って、みんなに元気を少しでも伝えられたなという思いがあった。音楽業界で働く人たちのことを思っても、月に1本あるかどうかっていうところだと思うし、ミュージシャン、イベンターの方、いろんな方々、何より音楽を愛してくれるみんな。この状況を絶対乗り越えると思って、いろんなアイデアを出してきたけど」と苦渋の思いを吐露。



 さらに「音楽に飢えていた少年で、あれもこれも聞きまくってきたおかげで、何にも囚われずに生きてきたし。好きが交錯する場所を作りたいなと。シルクロード的な、そういう場所を作りたい」と『氣志團万博』の意義を力説。「もう1回復活を遂げられたらなと思います。『氣志團万博』が少しでもネガティブになってしまうことは、今回は違うかなと思いました。最高の好きだけが集まる氣志團万博を来年みなさんにお届けするので、ぜひ楽しみにしていてください」と力強く呼びかけた。



 番組の模様は、放送後1週間以内は「radiko」で聞くことができる。

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