【エンタメ総合】
城田優、ミュージカル演出家への「挑戦」 俳優経験から日本作品に指摘「お芝居が足りない」

ミュージカル演出家の挑戦について語った城田優 (C)ORICON NewS inc.


 俳優・城田優(35)が7日、大阪市内で行われた主演ミュージカル『カーテンズ』の取材会に出席した。



【写真】”演出家”への思いを語った城田優



 2007年にブロードウェイで発表され、トニー賞で主要8部門にノミネートされたミステリータッチのミュージカル・コメディー。城田が「観たことのないストーリーでおもしろいと思った」と世界観にほれ込み、主人公の警部補フランク・チョーフィー役を演じるほか、自ら演出も手がける。シナリオを本国の許可を得て見直し、衣装や美術、照明など「お客さんの目にうつるものはすべて僕がディレクションしていると思っていただいて結構です」と意気込んだ。



 また、城田は「独立して1本目の演出作品となる」と言い、「挑戦」という言葉で今作への思いを伝えた。その上で、日本のミュージカルは「お芝居が足りない」指摘し、海外作品などは「言葉の壁があったとしても、歌、ダンス、お芝居がつながって見えるけれど、日本の作品は歌った瞬間に人格が変わったり、踊りだすとショーアップされて見えてしまう。誰が悪いんじゃなくて、シンプルにお芝居に一番の重きを置いている作り手が少ないんじゃないか」と、経験を踏まえて分析した。



 逆に自身の強みを「俳優をやっているということ。やっていた、やっていないとも違う。役者さんの気持ちを第一に考えられると思っています」と表現。演出家としても「何よりもお芝居の部分に時間をかける」と言い、「歌、ダンス、お芝居が分かれないよう、城田は一番注視して見ている。そこら辺が他の演出家さんと違うところかなと思います」と力をこめた。



 一方で、「演出としてはまだまだ若輩者なんです」と謙虚な姿勢を崩さず、「自分なりに一生懸命、お客さまが信じられるような演出をしたい」と意気込みをアピール。「派手なナンバーをお見せしますということではなくて、歌、芝居、ダンスの3つの点を線にしていければ」と張り切った。



 1959年のボストン・コロニアル劇場で、新作ミュージカル『ロビン・フッド』に向けてトライアウト公演の最中、主演女優のジェシカが舞台上で殺害される事件が発生し、ミュージカルオタクの警部補フランク・チョーフィーが捜査に当たりながら、舞台の内容に首を突っ込み始める…というストーリー。



 櫻坂46のキャプテン・菅井友香、三浦翔平、オーディションで選ばれた中嶋紗希がミュージカルに初挑戦するほか、瀬奈じゅん、原田薫、岸祐二、宮川浩が共演する。来年2月に東京国際フォーラムC、3月に大阪・新歌舞伎座、愛知芸術劇場大ホールで公演を行う。

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