西島秀俊主演、村上春樹の短編を映画化した濱口竜介監督の映画『ドライブ・マイ・カー』（公開中）が、「第79回ゴールデングローブ賞」外国語映画賞にノミネートされた。米現地時間13日午前6時（日本時間同日午後11時）に発表された。日本映画として同映画賞の外国語映画賞にノミネートされる日本映画は、2019年の是枝裕和監督『万引き家族』以来3年ぶり、受賞すれば62年ぶりの快挙となる。授賞式は現地時間2022年1月9日に行われる。



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　さらに、現地時間12日に発表された2021年のボストン映画批評家協会賞では、作品賞、主演男優賞、監督賞、脚本賞と主要賞4部門を受賞。各賞を日本映画が受賞すること自体が1980年の創設以来初めての出来事で、連日の米賞レースへの追い風となる偉業を成し遂げた。



　受賞した西島は「40年以上の歴史があるボストン映画批評家協会の主演男優賞をいただき、とても光栄に思います。そして作品賞、監督賞、脚本賞と合わせて受賞したことを何よりもうれしく思っております。美しく精緻な脚本、常に俳優に寄り添い続けて下さった濱口監督、才能溢れるスタッフ、そして演技を共に作り上げた共演者の皆さんに感謝します。この静謐（せいひつ）な魂の再生の物語を、世界の多くの方々に見ていただける事を願っております」と、コメントを寄せている。



　同作は、今年のカンヌ国際映画祭で日本映画として初となる脚本賞を含む4つの賞に輝き、一躍、注目の的となった。そのほかにも、ニューヨーク映画批評家オンライン賞外国語映画賞、ニューメキシコ映画批評家協会賞脚色賞、アトランタ映画批評家協会賞外国語映画賞、ワシントンD.C.映画批評家協会外国語映画賞、ニューヨーク映画批評家協会賞作品賞などを受賞するほか、主演の西島は「ニューヨーク・タイムズ」が選ぶ13組の俳優の一人として、アジアから唯一選出された。

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