【映画】
市原隼人、生徒役からのサプライズに感激「大人になってやがる!」 鎌倉武士を演じる時も給食考える

映画『劇場版 おいしい給食 卒業』大ヒット御礼舞台あいさつに登壇した市原隼人 (C)ORICON NewS inc.


 俳優の市原隼人、佐藤大志らが28日、都内で行われた映画『劇場版 おいしい給食 卒業』(公開中)の大ヒット御礼舞台あいさつに参加した。



【集合ショット】市原隼人・土村芳・佐藤大志ら13人集結の豪華舞台あいさつ



 冒頭のあいさつで、市原は「なかなか正直になれないすました不動産屋を演じていても、鎌倉で武士を演じていても、どこかで給食のことを考えています。それほどまでに僕を振り回してくれる甘利田を演じました」と紹介し、観客を笑顔にした。また、まさかの映画化となった本作について「夢のよう。シーズン1のクランクイン前夜のことは今もはっきりと覚えている。その時は、ドラマのシーズン2や劇場版、劇場版第2弾となる本作の『おいしい給食 卒業』を作るとは夢にも思っていませんでした。多くの方々が劇場に足を運んでいただくことに心から、これ以上ない感謝を申し上げます」と深々と頭を下げた。



 本作は、給食マニアの教師・甘利田幸男(市原)と生徒・神野ゴウ(佐藤大志)が、どちらが給食を「おいしく食べるか」という闘いを日々繰り広げる、学園グルメコメディー。1980年代のある中学校を舞台に、甘利田と彼を取り巻く子どもたち、大人たちのさまざまな人生模様が、食欲をそそる給食バトルとともに紡がれていくほか、劇中では鯨(クジラ)の竜田揚げ、ミルメーク、ソフトめんなど懐かしの給食が登場し、ノスタルジックな雰囲気も魅力の一つとなっている。



 佐藤ら生徒とのシーンについて、市原は「3年生の生徒と甘利田先生との間にしか流れない切なくも歯がゆい距離感が好きでした。青春を味わっているようで。青春というのは10代でも、30代でも、50代でも、100歳でも味わえると思っています。貴重な青春を味わうことができました」と懐かしむ。対して、ゴウと甘利田というよきライバルについて佐藤は「好きな給食を通して戦友として絆を深めた。佐藤大志から見て、いい関係だなと思いました」と笑顔。そんな話を聞いた市原は「大志が大好きですよ」とにんまり。続けて「初めて会った時は13歳ですよ。僕のデビュー当時のころと重ねながら見ていた。ご飯食べてるかな、寝れているかな、宿題したかな、勉強大丈夫かな、現場を楽しめているかなとか、いろんなことを思いながら陰ながら親戚のような感覚で応援しながら時間を過ごしました」と口にしていた。



 また市原は、佐藤について「15歳になって、大人になっている」と寂しい“親心”も。シーズン2の深川めしの回について「(机の上に)ダイブするシーンがある。13歳の頃は現場でも寝ちゃうぐらいかわいらしかった。ちょっと大人になっていやがってですね(笑)。悔しくて、なんとか笑わせたくて、気がついたらダイブしてました」と笑っていた。



 さらにサプライズで、生徒役の山崎玲奈(※崎はたつさき)、細野涼聖、望月咲空、上坂悠斗、芳賀凪冴も登場し、市原に寄せ書きをプレゼント。山崎は「皆さんのおかげで頑張れた。感謝しています」とメッセージ。市原は「一生懸命、いろんな壁を乗り越えて頑張ったね。可能性しかない皆さんとご一緒できたことは誇りです。毎朝、みんなに会うことが楽しみ、みんなが笑ってくれたらうれしくて幸せでした。カットがかかってからも給食を食べ続けるみんなの楽しそうに食べる姿が大好きです」と返答。「またご一緒できるように芝居も精進します。また、その時はみやげ話も持ってきて、たくさん話しましょう! ぜひ生徒一人ひとりのことを応援してください。よろしくお願いします」と観客に呼びかけ、「みんなデカくなってやがる(笑)。大人になるのは早いね。その一瞬を切り取る作品はいいね。しみじみ思っちゃう」と感慨深げだった。



 大ヒット御礼舞台あいさつには、このほか、勇翔、田村侑久、登坂淳一、直江喜一、綾部真弥監督も参加した。



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