【エンタメ総合】
『特撮のDNA~仮面ライダーBLACK SUN 覚醒~』展に行ってみた 【篠宮暁の特撮ヤベーイ!】第12回

『仮面ライダーBLACK SUN』に出演する(左から)西島秀俊、白石和彌監督 (C)ORICON NewS inc.


 お笑いコンビ・オジンオズボーンの篠宮暁による大好きな特撮に特化したコラム『オジンオズボーン篠宮暁の特撮ヤベーイ!』。第11回は、配信スタートから今も話題が続く『仮面ライダーBLACK SUN』の展示が行われている『特撮のDNA~仮面ライダーBLACK SUN 覚醒~』(12月18日まで)に行った感想を語る。



【動画】仮面ライダーBLACK SUNの変身ポーズを披露する西島秀俊



 配信開始されてから約1ヶ月が経った『仮面ライダーBLACK SUN』。配信されたての反響も物すごかったが、その反響は今もなお広がりを見せており普段特撮を見ない人たちが今回を機に見始めたという声もよく聞く。この勢いにさらに拍車をかけるように先週の11月19日から『仮面ライダーBLACK SUN』の世界にどっぷりと没入できる展覧会が始まった。



 『特撮のDNA』と冠がつくこのイベントはこれまでにもゴジラやウルトラマン、ガメラなどの展示を行い好評を博してきた。この『特撮のDNA』で今回満を持して仮面ライダーが取り扱われることに。それが今回の『仮面ライダーBLACK SUN』展である。ということで先日、東京の板橋区にある会場まで足を運んできた。



 会場が見えるなり目に飛び込んできたのは大きなゴルゴムの旗。それを見ただけでいやが上にも期待感が増す。中に入ってみると一気にBLACK SUNの世界が広がる。薄暗い会場はBLACK SUNを見てる時のような恐怖も感じたりして怪奇性が非常に高い。お化け屋敷ではないのだが足取りがグッと重くなる様はそれに近い。



 まずいきなり迎えてくれたのは出自が明らかにされた時に描かれた誕生したての創世王。近づき難い迫力。この会場では基本的に撮影可能ということなのでカメラを向けるが、まるで生きてるかのようで、創世王の念力で自分が吹き飛ばされる様が頭に浮かんでしまう。その後に続く怪人の造形を堪能できるブロックでも展示のガラスを突き破って喉元を掴まれないかという同様の恐怖を抱きながら進んだ。



 先ほど基本的に撮影可能と書いたが設定資料や劇中に出てきた昔の写真などは撮影不可。この撮影不可の部分を見ることでBLACK SUNの世界をより深く知ることができた。BLACK SUNのデザインやベルト、バトルホッパーのデザインの初期案を見ることでどういう変遷を経て決まっていったかを垣間見れるのだが、度々書かれていたワードとしては変身でなく脱皮。生物感を強めに出していく案は企画が始動した当初からあったよう。



 またオリジナルでは特に説明されていない部分についてもあらためて解釈してBLACK SUNに落とし込もうとしている形跡が頻繁に見られ、紙の資料からでもただならぬ熱量が伝わってくる。怪人の設定資料も豊富で、資料を見ては造形物を見に戻って、確認してはまた資料を見てというこの往復の作業に贅沢を感じた。そして最後には心臓を抜き取られたどデカい創世王が登場。さっき心臓とられたばかりなのではと思うほど生々しい。匂いはしないが異臭がしてもおかしくないと思ってしまうほどのリアルさ。他にもデモで使用されていたプラカードやゆかりが印刷していた闘争宣言のチラシ、BELIEVERS ARE JUSTICEと書かれた光太郎のヘルメットなど小道具も多数展示されていたりするので見にいく価値は大アリである。

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