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榊原郁恵、夫・渡辺徹さん夢に出ず心痛 死去から4ヶ月…自問自答で後悔の日々

夫・渡辺徹さん死去から4ヶ月の心境を吐露した榊原郁恵 (C)ORICON NewS inc.


 昨年11月28日に61歳で死去した俳優の渡辺徹さんのお別れ会が28日、東京・グランドプリンスホテル新高輪で行われ、妻の榊原郁恵、長男の渡辺裕太のほか、角野卓造、中村雅俊ら親交があった多くの芸能関係者が参列し、“涙雨”が降る中、最後のお別れの言葉を伝えた。



【写真】榊原郁恵の肩を優しく抱く渡辺徹さん



 亡くなってからちょうど4ヶ月が経過し、現在の心境について妻の榊原は、雨が降る中のお別れ会に「曇りだと思ったのですが、涙雨ですね」と触れながら、「明るく送りたくてそのつもりでいたのですが、4ヶ月という月日が長いのか短いのかわからないのですが、どんどん、こみ上げてくるものがあります」と心境を吐露した。



 続けて「この4ヶ月間、一生懸命、お葬式で明るく家族で心を込めて送ったのですが、それからの4ヶ月、自問自答をする度に後悔とか、悔やむことしか出てこなくて…。裕太のところには、お父さんが明るく『お前、任せたよ!』と元気な声を聞いたみたいですが、私のところには姿を現れず…。夢にも出てこなくて、きっと、みんなのところに行っているんだろうなと思いました」と声を震わせていた。



 一方、裕太は「父がなくなって、きょうでちょうど4ヶ月になりました。正直なことを言うと、本当にまだ実感がないという気持ちです」と告白。「実家にお骨があり、その前に遺影があって、位牌があって、お線香に火をつけて手をあわせるのですが、この笑っている渡辺徹さんにお線香の香りを嗅ぎながら手をあわせるのは、すごく不思議な感覚で、慣れなくて、寂しくて、ちょっと笑っちゃっている状態です」と打ち明けた。



 父が亡くなった直後はドタバタして、最後の別れがうまくできなかったと告白。「(葬儀などの手配で)バタバタした時間を過ごしておりました。その中でも父親ともう一度、会話をしたいなと思い、夜に一人で目を閉じて、笑顔の父親を思い浮かべてなんて言うのかな?と思ったら、その時に父親は笑いながら『裕太、あとは頼んだぞ! 渡辺家をよろしく頼むな』と、笑顔で言ってくれたような気がしました」としみじみ。



 また「4ヶ月経って冷静になって考えてみると、入院して1週間で逝ってしまい、最後の言葉、あいさつ、感謝の言葉を言えずに天国に逝ってしまい、父親自身悔しいのではないかと思っています」と振り返った。



 渡辺さんは1961年5月12日生まれ、茨城県出身。81年『太陽にほえろ!』ラガー(竹本淳二)役でデビュー。『風の中のあいつ』『気になるあいつ』主演をはじめ多数のドラマ・映画・舞台に出演し、NHK大河ドラマや連続テレビ小説でも複数の役柄で存在感を示した。バラエティー番組などでも活躍したほか、声を生かして吹き替えやナレーションも務めた。

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