【エンタメ総合】
向井理、舞台『ハリー・ポッター』ハリー役・全174公演を完走「気を抜けない日々でした」

舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』出演最終日を迎えたハリー・ポッター役の向井理 (C)TBS/ホリプロ


 東京・赤坂のTBS赤坂ACTシアターにて公演中の舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』。昨年7月8日に開幕した同舞台でハリー・ポッター役を務めた向井理が、きのう5月31日の夜公演をもって“卒業”となった。



【動画】向井理の舞台上の姿も『ハリー・ポッター』PV



 厳しいオーディションを経て選ばれたハリー・ポッター役のトリプルキャストの 1人として、昨年8月18日にデビュー。これまで約10ヶ月間にわたって、全174公演でハリー・ポッター役を演じた。自身の“千穐楽”を迎えた向井は、次のようにコメントを寄せた。



■向井理のコメント



 稽古(けいこ)から考えると一年以上ありましたが、本当にいろいろなことがありました。初めは台本だけではわからないことが多く、動き一つとっても、これまでに経験したことのないような独特な稽古を重ねて、ひとつひとつ模索しながら作りあげてきました。



 どの作品でもそうですが、シリーズとして絶大な人気を誇る“ハリー・ポッター”に出演することは、殊更に生半可な気持ちでは臨めない、気を抜けない日々でした。



 スタッフもキャストも、真面目で、まっすぐで、一緒に芝居をしていて気持ちのいいメンバーばかりでした。ロングランだったからこそ出来上がったチームワークを誇りに思いますし、日本で『ハリー・ポッターと呪いの子』を演じてきた、カンパニーの一員としての自負心もあります。



 コロナ禍で演劇を行うこと自体が難しい状況から始まった公演でしたが、紆余曲折を経ながらも、ここまで完走できたことに、本当に幸せな環境で芝居をさせていただけたことに感謝しています。長い期間、本当にありがとうございました。



■舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』



 小説「ハリー・ポッター」シリーズの作者であるJ.K.ローリングが、ジョン・ティファニー、ジャック・ソーンとともに舞台のために書き下ろした「ハリー・ポッター」シリーズ8作目の物語。小説の最終巻から19年後、父親としてのあり方に悩む37歳のハリー・ポッターとその息子・アルバスの対峙を軸に、過去と現在を行き来する形で描かれた物語と、目の前で実際の魔法を体験できるかのような舞台演出で、世界中でさまざまな演劇賞を獲得し、ロングランを続けている。



 今後は、藤原竜也、石丸幹二が昨年に引き続きハリー・ポッター役を務めるとともに、2年目の新ハリー役として藤木直人(7月29日初出演予定)、大貫勇輔(8月26日初出演予定)が加わる予定。現在、9月末までの公演チケットを販売中。



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