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お笑いコンビ「和牛」来年3月末で解散 水田信二・川西賢志郎ともに吉本所属のまま「それぞれの道を」【双方コメント全文】

和牛(左から)水田信二、川西賢志郎 (C)ORICON NewS inc.


 吉本興業は12日夜、お笑いコンビ・和牛が来年3月末で解散すると同社公式サイトを通じて発表した。



【写真】「水田さんがかなり痩せてる!」「別人」12年前の和牛・水田信二&川西賢志郎



 「和牛解散のご報告」とし、「弊社所属 和牛が2024年3月末をもちまして、コンビを解散することになりましたのでご報告します」と伝えた。



 「水田信二(みずた・しんじ、43歳)と川西賢志郎(かわにし・けんしろう、39歳)は今後、弊社所属のまま、それぞれの道を歩んでいくことになりました。

これまで、和牛に多大なご声援をいただきましたファンの皆様、関係者各位には心より感謝いたしますとともに、引き続き2人にご支援を賜りますようお願い申し上げます」と呼びかけた。



 和牛は、NSC大阪校26期の水田信二と川西賢志郎が2006年にコンビ結成。09年に『ABCお笑い新人グランプリ』決勝戦進出を果たしたのを皮切りに、関西で頭角を現した。『M-1グランプリ』では15年~19年まで5年連続で決勝に進出。16年~18年に3年連続準優勝となった。



 『M-1』王者にはなれなかったが、14年に『NHK上方漫才コンテスト』を制したほか、18年に『上方漫才大賞』奨励賞、21年に『上方漫才協会大賞』特別賞など、その漫才は高く評価されてきた。



 同期には、かまいたち、天竺鼠、藤崎マーケット、アキナ・山名文和、アインシュタイン・河井ゆずるらがいる。





■水田信二 コメント

来年の3月末をもって和牛を解散することになりました。



きっかけは、3年程前に気の緩みから複数回の遅刻が重なったことでした。加えて漫才のパフォーマンスにおいて川西の要求に応えられないことがあり、漫才への取り組み方について川西との差を感じるようになりました。お客さんに笑ってほしいという目的は同じでしたが、川西の求めるものと自分のやりたいこととのギャップが徐々に開いていき、相方に対して意見することができなくなり、楽しかった漫才が苦しいだけの毎日になっていました。



自分にとって、漫才も漫才以外のお仕事も、芸人の仕事は全て本業です。

和牛を応援して下さっていた皆様、会社やスタッフさん、関係者の方々にはお笑いで応えていきます。



川西のことは、絶対に大丈夫な人なので心配はしていません。

僕自身のことはすごく心配だらけなのでこれまで以上に応援してください。



水田信二





■川西賢志郎 コメント

突然の報告ではございますが、来年の3月末日をもって和牛を解散することとなりました。



3年ほど前から、僕はより舞台に力を入れたいという思いが強くなる一方で、水田の劇場出番への遅刻が続いたことをきっかけに、自分と彼との漫才に対する姿勢の違いが目立つようになりました。徐々に彼を信頼できなくなり、節度を保てず厳しく言葉をかけることもありました。それが彼を苦しめることに繋がり、求めるような漫才もできなくなってしまいました。



自分がなりたかった漫才師像を、実現している姿を楽しみにしながら応援してくださっていた皆様には、心苦しい報告となりましたが、どうかご理解ください。



また、関係者各位へ最大限にご迷惑をおかけしない形を模索し、会社と相談を重ねておりましたが、急なご報告となってしまいました。そのために、ご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。



漫才師として自分を育ててくれた会社やスタッフの皆様、仲間やお客様に、改めて感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。



今後も芸人活動は続けてまいります。

新たに情熱を捧げられるものを探し、見つけ、挑戦していけたらと思っています。



具体的な活動に関して、皆様へお伝えできる日が来るよう、日々を精一杯に。



川西賢志郎



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