【エンタメ総合】
高橋海人主演ドラマ『95』が投げかける“カッコイイ大人になれた?”の問い 90年代文化が引き込む世界観

テレビ東京開局60周年連続ドラマ ドラマプレミア23『95』に出演する高橋海人(King & Prince) (C)テレビ東京


 King & Princeの高橋海人(※高=はしごだか)が主演するテレビ東京系ドラマプレミア23枠開局60周年連続ドラマ『95(キュウゴー)』(毎週月曜 後11:06)。同作では舞台となっている“90年代”の文化が数多く取り入れられており、「平成レトロ」な世界観が大きな魅力のひとつとなっているが、当時、同世代だった視聴者からの反響も数多く寄せられている。



【写真】Q(高橋海人)は翔(中川大志)のチームに誘われる



 原作は、『イノセント・デイズ』で第68回日本推理作家協会賞を受賞した早見和真氏が、受賞後第一作目として最大級の熱量で綴った青春小説。大人の作った社会の仕組みに抗い、大切なものを守りながら1995年の渋谷をがむしゃらに駆け抜けた高校生たちの熱い物語となっており、高橋のほか、中川大志、松本穂香、細田佳央太、犬飼貴丈、関口メンディーらが1995年の高校生を演じている。



 旬の若手キャストに注目する視聴者のほかにも、そんな懐かしい要素に注目する声が目立つ。SNSでは、8日に放送された第1話ついて「H Jungle with tが流れたシーン めちゃ良かった…」「こういうテレカ売ってる人たくさんいたよね」「予告で花より男子のマンガ読んでた よく学校の帰りに立ち読みしてたなぁ」「この頃のファッションかわいい」「ロングブーツ懐かしいな」と音楽や漫画、ファッションへの言及も目立つ。



 劇中では平成の歌姫である安室奈美恵の「Body Feels EXIT」やオザケンこと小沢健二の「愛し愛され生きるのさ」、WANDSの「世界が終わるまでは…」、広瀬香美の「ロマンスの神様」などがさりげなく使用。映像自体も平成初期を見ているかのような演出と質感で、当時を知らない世代が見てもどこか全体的に“エモさ”を感じられるような作りとなっている。



 1995年といえば阪神・淡路大震災や地下鉄サリン事件が続いてまさに激動的な年だったと言われている。そんな時代を生きた世代にとっては強く記憶に残っている年であろうことも想像でき、そんな時代だったからこそ、自分の人生や世界の行く末を案じながらも、混沌とした日本を駆け抜けた世代にとっては特別な時間だったともいえる。



 ドラマの世界では3月20日、地下鉄サリン事件から、成績優秀で品行方正な高校生だった秋久(高橋)の運命が動き始める。人は簡単に死ぬということに衝撃を受けた秋久は、言いようのない感情を抱えていると、これまで縁のなかった同級生・鈴木翔太郎(中川大志)に突然呼び出されチームに誘われる。



 漠然と「カッコいい大人になりたい」とつぶやき、ふらふらと日々を過ごしながらも何かに焦るモラトリアムど真ん中にいる秋久や翔ら高校生たちや、どこか懐かしくもまぶしい『95』の持つ世界観は、リアルに青春を謳歌(おうか)している世代にも、そして思わず当時の自分たちを投影してしまうような世代にとっても“時代懐古型ドラマ”として楽しむことができる。



 毎話、随所に散りばめられた平成の小ネタや小物、懐メロをきっかけに“青春”を再発見させながらも、大人たちに自分は「カッコいい大人になれたのか?」と問いかけてくる作品となっている。

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