【アニメ】
『劇場版ブルーロック』凪と玲王は漫才しても面白い? 木村昴&せいや公式インタビュー公開

『劇場版ブルーロック』の場面カット (C)金城宗幸・三宮宏太・ノ村優介・講談社/「劇場版ブルーロック」製作委員会


 アニメ映画『劇場版ブルーロック -EPISODE 凪-』が19日に公開された。これを記念して、声優参加した木村昴、霜降り明星・せいやのオフィシャルインタビューが公開された。



【画像】漫才のネタあわせ?映画『ブルーロック』凪&玲王の場面カット



 『ブルーロック』は、週刊少年マガジンにて連載中の同名漫画が原作で、サッカーW杯で敗れた日本代表に足りない“圧倒的エゴイズムを持ったFW選手”の誕生を目指し、日本が国を挙げた高校生選手育成プロジェクトを開始するサッカー作品。集められたのは300人の高校生、しかも全員FWという299人のサッカー生命を犠牲に誕生する、日本サッカーに革命を起こすストライカーの誕生までを描くストーリー。コミックスは累計3000万部を突破。



 2022年10月よりテレビアニメが放送され、第2期の制作も決まっており、劇場版は別冊少年マガジンにて連載中の『ブルーロック -EPISODE 凪-』を原作とし、天才・凪誠士郎の視点から“ブルーロック(青い監獄)”での戦いを再構成、新たな物語を描く。



■木村昴インタビュー

―『ブルーロック』はオファー前からご存知でしたか?

 元々タイトルは知っていて、漫画を読んだことやアニメを観たことがあるというわけではなかったのですが、それでも人気アニメで声優仲間もたくさん携わっているので存在は知っていました。今回役をやらせていただくことになって初めてちゃんと漫画を読みました。



―『ブルーロック』の人気の理由だと思う部分は?

 サッカーアニメってすごくたくさんあると思いますが、その中でも“緊張感をはらんでいる”、“サッカーだけではない要素”が、ありそうでなかった面白みのひとつなのかなと思います。“ブルーロック=青い監獄”と呼ばれるところで行われるサッカーが、ハラハラしながら読めるというのが面白いです!



―木村さん演じる舐岡了の第一印象は?

 咬ませ犬!「今度『ブルーロック』の劇場版があります。劇場版のオリジナルキャラクターの舐岡 了っていうキャラクターをぜひ木村さんに!」とお話をいただいて、その話を聞いた時に「おお、劇場版オリジナルキャラ、熱いな!めっちゃ楽しみだな!」って調べてみたんですよ。舐岡 了のことをまとめたページみたいなのがあって、見たら1行目に“咬ませ犬“。漫画を読む前から「あ、すぐいなくなるんだ」っていうことを知っちゃって、唯一前半で脱落して、一次セレクションに進めないじゃないですか。



 まとめのページに、“かわいそうなキャプテン”みたいに書かれていて、「ああそうか…どうやって演じようかな…」とすごく考えましたね。第一印象はそれです。その印象が強かったです(笑)



 でも、負ける気満々でスタジオに入って、どう華々しく散ってやろうかなと思っていたんですけど、監督から開口一番に「咬ませ犬だと思って描きたくないんです。あくまで凪と玲王の前に立ちはだかるむちゃくちゃ強いボス的なキャラクターとして描きたいので、咬ませ犬感はなるべく出さないようにお願いします。」と言われて。



 「役作り全部間違えた。どうしよう…。」と思いました。「全部間違えたな。そうか、強いやつか。確かに自分で言ってるもんな。“最強の俺は強い”みたいな。」という感じで、自分なりに負ける気一切なしのめちゃくちゃ自信に溢れたキャプテンとして演じさせていただきました。



―舐岡の魅力は?

やっぱりサッカーが上手なところですかね。他はちょっと僕も探し中ですが、刈り上げかな!刈り上げがすごく好きなんですよ。刈り上げだと伸びるのも早いと思うので、手入れが大変だと思うから健気に思えてきます。「あ、これ多分コンスタントに剃っているな。でもこれ、”ブルーロック”にいたら美容院行く暇もないだろうから、多分自分で剃っているのかな」とか想像が膨らみますよね。綺麗に刈り上がってますもんね。



―演じる上で意識したことは?

強いやつだと思って演じました。立ちはだかるボス的な。劇場版のボスの1人のつもりでやりました。今でも僕、まだ負けたとは思ってないです。公開されてみないとわからないので!



―『ブルーロック』の選手たちは世界一のストライカーを目指していて、木村さんも数々の有名作品に出演されていると思いますが、トップや高みを目指すために欠かさずやっていることや、大切にしていることがあったら教えてください。

 教えたくないです(笑)。絶対言いたくないです、そんなこと。恥ずかしいです!強いて言えば、目標や夢があったら、人に言います。密かにとか、胸に秘めるみたいなことは全くしないので、「絶対これやるから」とか、「こういう風になっていくからよろしく」、「何年までにこれやるから」みたいに、なりたいとかこうしたいじゃなくて、やるから見ててくださいみたいな感じで、すぐ言っちゃうんです。



 周りにもめっちゃ言うし、言うようにしてるって感じです。そうすると自然とそういうムーブを自分もするようになるし、周りが自然とそっちの方向に向き出すんですよね、実感として。誰かが助けてくれるって意味じゃなくて。世界が、僕がその夢を叶えるために動き出すという感覚になりますね。



―言霊の力ですかね?

 そうですかね!カッコよく言えば多分そういうことなんだろうけど、でも言ってしまった責任感も生まれるから、叶えないとダサいみたいなプレッシャーが自分にもかかるので、言った方がいいんですよね。その方が頑張れると思うし、周りが「おー、じゃあ叶えるところ見てみたいな」と思ってくれると最高ですよね。実際に叶えたら、周りが「言った通りになった。超かっこいい!」ってなるし、自分でも「かっこいい!」って思う。いい循環になると思う。だから大切にしていることは「(目標を)口にする」ことです。



―映画の公開を待っているファンの皆さんにメッセージをお願いします。

 舐岡了は、まだ負けるかは分からないので、僕はもう勝つ気で演じました。結果がどうなったかは、劇場でご覧ください!ワンチャン、僕のお芝居で監督がやっぱりあそこちょっと変えてみようかな、みたいになる可能性もあります。後半まで残っている可能性も秘めています!ぜひご覧ください!



■霜降り明星・せいやインタビュー

 ―率直にまず、アフレコを終えていかがでしたでしょうか。

 まさか『ブルーロック』の世界に入らせてもらえるとは思っていなかったので、びっくりしました。「え?いいの?」という感じで。先生(原作者)とお話させてもらいましたし、先生も(僕の)お寿司を食べる動画を見て下さっていて、お互いに作品を見ていたようで。『ブルーロック』がこんなに自分に近い存在になるとは思っていなかったですね。ほんとに好きでただただ見ていただけなので、びっくりしました。



 ―せいやさんから見てブルーロックの魅力は何ですか。

 いい意味でも悪い意味でもぶっ飛んでいますし、なんなんだ、このサッカー漫画は、と。本当にあの世界観がまずバーンときて、第1話で一番つかまれるサッカー漫画だなと思います。サッカー漫画っていろいろあるんですけど、リアリティを追求していたり、最近の流行りで言うと、サッカー部だからわかる“あるある”なんかが散りばめられていると思うんですけど、『ブルーロック』はその点“あるある”の次元じゃないんですよね。



 ストライカーというテーマに絞った、今までにあまりない超攻撃型漫画みたいな。そして、やっぱり潔いんですよね。漫画の中で、日本にはストライカーがいないって言い切るんですよね。どこまでこの現実世界とリンクしているかわからないですけど、そこも面白いですよね。日本は弱いって言い切っちゃうっていう。うわっ!面白い世界観だなー!と思いました。



―その中でも好きなキャラクターはいらっしゃいますか。

 キャラクターがたくさん出てくるので、推しが増える漫画だと思うんです。僕は我牙丸が好きです。最初はなんか人間味のない奴だな(掴みどころがないというか…)、と思っていたのですが、何話かで結構活躍する場面があって、第六感で届くはずのないところに我牙丸が足を伸ばして、一見クールそうなんですけど、急にイカれた顔でポストに直撃とかするじゃないですか。いいところで活躍するんですよ。結構序盤に出てくる我牙丸の覚醒。『ブルーロック』はそれぞれのキャラクターの覚醒がやはり見どころだと思うので、我牙丸は面白いですねし、結構重要なポジションだと思います。



―中学高校とサッカーをされていたとお聞きしました。今回演じられたのもサッカーチームのメンバーということですが、演じるにあたってどのような役作りをされましたか。

 正直、声を聞いてもらったらわかると思うのですが、役作りは一切していなくて、めっちゃ「せいや」なんです。でもサッカー部のときの自分を降ろすと『ブルーロック』の世界には絶対に入れないなと思ったので、そこは降ろさなかったです

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