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Aぇ! group佐野晶哉、「運命を感じた」カメラマン役 『明日を綴る写真館』真剣な眼差しが印象的な場面写真公開

映画『明日を綴る写真館』佐野晶哉の場面写真が公開 (C)2024「明日を綴る写真館」製作委員会 (C)あるた梨沙/KADOKAWA


 俳優の平泉成(79)がキャリア60年にして初主演を務め、Aぇ! groupの佐野晶哉が共演する映画『明日を綴る写真館』(6月7日公開)において、気鋭のカメラマンを演じた佐野の場面写真が解禁された。



【写真】まっすぐな眼差しでファインダーを覗き込む佐野晶哉



 今作は、あるた梨沙氏の同名漫画を、監督・秋山純氏、脚本・中井由梨子氏により映画化。さびれた写真館を営む無口なカメラマン・鮫島(平泉)と、彼の写真に心を奪われ、弟子入りを志願してきた太一(佐野)の出会いから物語は動き出す。



 佐野が演じたのは、プロカメラマンもエントリーする屈指のフォトコンテストで3年連続グランプリを受賞し、ファッション誌からのオファーも止まない気鋭のカメラマン・太一。世の中からの賞賛に反して、「本当に満足いくものを撮りたい」と太一はどこか冷めており、自身の写真にも納得していない様子だ。



 そんな中、自身が表彰されたフォトコンテストで“音が鳴る”写真に出会う。それは、地方都市で写真館を営む鮫島が撮影した、女性がほほ笑んでいる写真。その“音が鳴る”一枚に惹き寄せられた太一は、これまでの華々しいキャリアを投げ捨てて鮫島のもとを訪れ、弟子入りを志願するも、すぐに断られてしまう。あきらめられない太一は、写真館での手伝いを始めるが…。



 『20歳のソウル』で佐野を抜てきした秋山監督が「ぴったりの役!」と本作に熱烈オファーし、脚本の中井氏も「もし佐野晶哉がこの世界線を生きていたらという過去だけ背負っておいてくれたら、何もしなくていい」とまで言い切る。佐野自身も「影のあるところが自分に似ていると感じた」と太一のキャラクターについて分析したうえで、「僕はただ、カメラに対しての知識を深めていきました」と語る。



 また、今作のオファーがある2ヶ月前から、プライベートでカメラを始めていたという佐野。写真の楽しみを感じ始めていたこのタイミングで届いたカメラマン役に「運命を感じた」という。自身の祖母を撮影する機会もあったそうで、「この作品を通してその人の今を残すことの大切さを痛いほど胸に染みているので、おばあちゃんのすてきな笑顔を趣味になった大好きなカメラで撮れて良かったです。カメラって良いなあ、映画って良いなあ、この作品最高だなあ、と感じています」と噛み締めている。



 初めは太一に弟子入りを志願されても受け入れなかった鮫島だったが、太一の熱意や、写真館に訪れる客との出会いによって、いつしかふたりは強い師弟関係でつながっていく。解禁された場面写真はいずれもファインダーを通じて人々の瞬間を切り取る太一の姿だ。



 人々の抱える悩みや問題のために必死に奔走する鮫島の言動に新たな気づきを得た太一は、シャッターを切ることで自分自身の奥底にある人生の“想い残し”に向き合っていく。

やがて、変わりゆく太一は自分だけでなく師匠の鮫島とその家族にも目を背けてきた人生の“想い残し”を抱えていると気付く。鮫島のため、悔いのない未来のために太一が踏み出した一歩。ラストに待ち受ける思いもよらない奇跡とは。



 また、本作のムビチケ前売券(カード券・オンライン券)の発売がきょう26日よりスタート。カード券の券面デザインは平泉演じる鮫島と佐野演じる太一を上下に配置したデザインとなっている。

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