【映画】
トニー・レオンから「得意じゃない」メッセージ動画が到着 映画『無名』日本公開に寄せて

トニー・レオンからメッセージが到着=映画『無名』(5月3日より全国順次公開) 2023(C) Bona Film Group Company Limited All Rights Reserved


 2023年1月に中国で公開され、興行収入約181億円を上回る大ヒットを記録した映画『無名』が本日(3日)より、東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、シネマート新宿ほか全国で順次公開がスタート。日本公開に向けて、香港のスター俳優トニー・レオンからメッセージ動画が到着。このメッセージは、新作の撮影の合間をぬって撮影されたという。



【動画】トニー・レオンのメッセージ動画



 トニー・レオンはまず流ちょうな英語で、「私が出演した映画『無名』が5月3日から日本で公開されます」とコメント。続いて「日本のファンの皆さんにもぜひ……ごめんね」と言葉に詰まると「こういうの得意じゃないんだ」と、苦笑いしながらテイク2に入る様子が映し出されている。



 最後に「劇場で公開されたら日本のファンの皆さんにもぜひ 私と同じく この映画を楽しんでもらえるとうれしいです」と語っている。大好きな日本のために、苦手なメッセージ動画の撮影に挑んだことが伺える微笑ましい内容だ。動画の最後は、ほぼ同じ内容を広東語でコメントしている。



 本作は、第二次世界大戦下の上海を舞台に、中国共産党、国民党、日本軍の間で繰り広げられる名もなきスパイたちによる一進一退の攻防戦を描いたスパイ・ノワール。



 主演は、『花様年華』(00年、ウォン・カーウァイ監督)で「第53回カンヌ国際映画祭」最優秀主演男優賞を受賞し、近年は『シャン・チー/テン・リングスの伝説』(21年)への出演で若い世代からも注目を集めているトニー・レオン。もう一人、中韓合同ユニット「UNIQ」のメンバーとしてデビュー、俳優としてドラマ『陳情令』(19年)でブレイクし、いま中国で最も注目を集める若手俳優のワン・イーボーが本作で映画初主演を果たした。



 スタント無しで取り組んだ迫真のアクションで対決シーンを演じた二人の圧倒的な緊張感と比類なき美しさに目を奪われること必至だ。監督は、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・上海』(16年)を手掛けたチェン・アル。本作では、脚本と編集も担当し、わずか長編4作目にして手がけたこの脚本にトニー・レオンも惚れ込み出演を決めたという。



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