【映画】
道枝駿佑、シュー・グァンハンとの“電車ロケ”秘話も『青春18×2 君へと続く道』メイキング映像

映画『青春18×2 君へと続く道』東京・隅田公園で撮影時のオフショット(左から)シュー・グァンハン、藤井道人監督(C)2024「青春18×2」Film Partners


 今月3日から公開中の日台合作映画『青春18×2 君へと続く道』より、ダブル主演のシュー・グァンハン、清原果耶に加え、脇を固める道枝駿佑(なにわ男子)、黒木華、松重豊、黒木瞳らキャスト陣のインタビューを交えたスペシャルメイキング映像が解禁となった。



【動画】『青春18×2 君へと続く道』メイキング映像



 本作は、『余命10年』や『新聞記者』、『ヤクザと家族 The Family』など数多くのヒット作を手がけてきた藤井道人監督によるラブストーリー。人生につまずいた36歳のジミーが、18年前に出会ったアミとの“忘れられない初恋の記憶”と“果たせなかった約束”を胸に日本を訪れ、一人旅の途中で出会うさまざまな人々との交流をきっかけに、止まっていたジミーの時間が少しずつ動き出していく。



 解禁となった映像では、18歳のジミーが夢中になっていた漫画『SLUM DUNK』の聖地である湘南や、18年前の台湾でアミとの最後のデートで訪れたランタン祭を思い起こさせる「にいがたランタン祭」、雪景色が一面に広がる長野県、そしてアミの生まれ故郷である福島県を訪れるジミーの旅路と同じように、日本の各所を巡りながら撮影が進められていく様子がキャストインタビューと共に映し出される。



 藤井監督の「コロナ禍で行きたいところに行けなかった人たちが“旅”というものを考え直す作品にしたい」という想いも込められ、全編オールロケで撮影が敢行された本作では、ジミーの旅が日本の美しい景色と、個性豊かな人物との一期一会と共に進んでいく。



 主人公のジミーを演じたグァンハンは「この撮影をして、さらに一人旅をしたいと思いました。自分と対話することの大切さを学びました」と語っている。藤井監督とは3度目のタッグとなる清原は「(藤井監督と)考え方や向いている方向が同じだなと思える部分があったのでうれしかった」と、監督との信頼関係を伺えるコメントを寄せた。



 ジミーの旅にとってキーポイントとなる長野と新潟をつなぐJR飯山線での幸次(演:道枝)との出会いを映したワンシーンは、監督やキャストにとっても特別印象に残っているシーンだそう。道枝は「電車に乗っている間に、駅間で撮れるシーンは撮っていく、ホームに停まっている間に撮れるカットは撮っていくという撮影で初めて挑戦する撮り方でした」と実際に走っている電車に乗って行われた撮影秘話を語る。



 そんなジミーの旅路をなるべくリアルに映しとりたいという藤井監督のこだわりにより、ジミーと幸次が名残惜しそうに手を振り合い別れを告げるシーンがグァンハンと道枝にとっても実際の別れになった。



 また、松重演じる中里と黒木瞳演じる裕子の登場シーンは美しい銀世界に包まれた福島県で撮影が行われ、あえて雪のカットを多めに入れることで雪の降らない台湾の人にとって印象に残る画にしたいという藤井監督の狙いがあった。そんな藤井監督が本番前にキャストと念入りに打ち合わせする様子も垣間見ることができる。



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