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ハンドボール元日本代表キャプテン・土井レミイ杏利、現役引退を発表 TikTokフォロワー700万人「レミたん」としても活躍

土井レミイ杏利(C)2024 by ZEEKSTAR TOKYO


 ハンドボール元日本代表キャプテン(現:ジークスター東京)のプロハンドボール選手の土井レミイ杏利(どい れみい あんり 34)が今シーズンをもって現役を引退する。



【写真】ガッツポーズを見せる土井レミイ杏利



 土井は、2013年~2019年に世界のハンドボールリーグの最高峰であるフランスプロリーグでプレーし、2017年にはフランスのオールスターゲームに日本人選手として初めて出場。日本代表では2019年5月よりキャプテンに就任し、東京オリンピックでは精神的支柱となりチームを牽引した。



 2021年にジークスター東京に加入し、今シーズンはキャプテンを務め強いリーダーシップでチームを3年連続3回目のプレーオフ出場に導いた。またTikTokで700万人を超えるフォロワーを持つ「レミたん」としても積極的に活動し、ハンドボールの認知度向上にも力を入れている。



 土井は「思い返すと、ここまでの道のりは決して順風満帆といえるものではありませんでした」と振り返りながら、「しかし今日のこの日まで、何度挫けそうになっても前に進み続けることができたのは、家族、チームメイト、スポンサーの皆さま、そしてファンの皆さまの支えがあったからこそです。これはこの26年間において一番の財産です」と感謝。



 現役最後の公式戦となる5月24日から開催のJHLプレーオフについては、「支えてくださっている皆さまはもちろん、今シーズン中にチームを離れた宮國選手、小室選手、アナリストの荒川さんのためにも、念願の初優勝を達成するために力の限りを尽くします」と誓い、「最後まで変わらぬご声援をよろしくお願いいたします」と呼びかけている。



■土井レミイ杏利コメント全文



この度、23-24シーズンをもって26年間続けてきましたハンドボール競技を引退する決断をいたしました。

思い返すと、ここまでの道のりは決して順風満帆といえるものではありませんでした。

しかし今日のこの日まで、何度挫けそうになっても前に進み続けることができたのは、家族、チームメイト、スポンサーの皆さま、そしてファンの皆さまの支えがあったからこそです。これはこの26年間において一番の財産です。

私にとって現役最後の試合となるプレーオフ。支えてくださっている皆さまはもちろん、今シーズン中にチームを離れた宮國選手、小室選手、アナリストの荒川さんのためにも、念願の初優勝を達成するために力の限りを尽くします。どうか最後まで変わらぬご声援をよろしくお願いいたします。

そして私が引退した先も、ジークスター東京の応援、日本ハンドボール界の応援をよろしくお願いいたします。



■土井レミイ杏利(どい れみい あんり)

1989年9月28日生まれ 千葉県出身

身長:180センチ 体重:78キロ

所属チーム:日本ハンドボールリーグ『ジークスター東京』所属



フランス人の父と日本人の母の間に生まれたプロハンドボール選手。

小学3年生でハンドボールを始め、全国屈指の強豪校である浦和学院高校、日本体育大学へ進む。怪我をきっかけに大学卒業と同時にハンドボールを引退するが、語学留学先のフランスでシャンベリ・サヴォワ・ハンドボールと契約。2017年には、フランスのオールスターゲーム「ハンドスターゲーム2017」の外国籍選抜チームに選出され、日本人ハンドボール選手史上初の出場を果たす。

2019年に日本ハンドボール界に復帰し、「大崎電気OSAKI OSOL」にてプロ契約し2年間プレー後、2021年に「ジークスター東京」へ移籍。東京オリンピックではハンドボール日本代表(彗星JAPAN)の主将を務め、この東京2020大会をもって、現役日本代表引退を表明した。

ハンドボール以外でも多彩な才能を発揮し、2022年2月に自身初の著書 『レミたんのポジティブ思考“逃げられない”なら“楽しめ”ばいい!』を発売。700万人を超えるフォロワーをもつTikTokクリエイターとしても知られ、TV番組、CM、MV出演など、幅広く活動している。

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