【エンタメ総合】
永瀬廉&松田元太、『東京タワー』親友役で“相乗効果”を実感「お互いの良さが引き出せた」

オシドラサタデー『東京タワー』に出演する永瀬廉、松田元太 (C)テレビ朝日


 King & Prince・永瀬廉が主演し、Travis Japanの松田元太が共演するテレビ朝日系オシドラサタデー『東京タワー』(後11:00)がいよいよ佳境を迎える。年上女性との禁断の恋に堕ちる主人公・透(永瀬)とその親友・耕二(松田)を体当たりながらもみずみずしく演じた2人が合同インタビューで、15日に放送される最終回を前に、見どころやこれまでの撮影を振り返った。



【写真】肩を組む透(永瀬廉)と耕二(松田元太)



 本作は、2001年に刊行された江國香織氏の同名小説が原作。05年には黒木瞳×岡田准一で映画化、14年には韓国でテレビドラマ化もされている。21歳の青年・小島透と、20歳以上年の離れた人妻・浅野詩史(板谷由夏)の美しくも許されない愛を、令和という新しい時代ならではのストーリー、登場人物たちの心の機微を、現代の東京の最旬スポットでのロケーションで描き出す。



■永瀬&松田、カウンターバーで『東京タワー』鑑賞「詩史になった気分になって」



――これまでの撮影で苦労したシーンはありますか。



永瀬:7話で耕二のやっていることが全部バレて、3人に詰められるシーンです。透としてはただその場にいるというだけなのですが、詰められてないのも辛い。現場に入った時の空気感がすごく重かったし、(セリフを)聞いているだけで苦しかった。耕二もより大変だったのかな。



松田:もちろん全部、楽ではなかったですし、透とのシーンもそうですが、全部難しい。でもそういう空気感も楽しめて自分の中での課題も毎回見つけながらできた。だから本当に全部が楽しかったし、難しかったです。



――そのなかで印象的だったシーンは。



松田:1つですよね?1つに絞れないんですよ。「耕二のここ」っていうのが個人的にはなくて『東京タワー』という、全部で1個の作品というのが強くて…めちゃめちゃ申し訳ないんですけど…全部っていうか。本当にごめんなさい、そこを答えてよって話なんですよね(笑)。なんですけど、全部好きだなって。でもしいて言うなら、透とのシーンはとても楽しくて、僕と廉との関係性もある上でできたのかな、と思っています。



永瀬:あるじゃん(笑)



松田:ね、それを先にって話だよね(笑)



永瀬:ほんまにそう(笑)



――周囲の反響はいかがですか。



永瀬:幅広い層の知り合い、友だちの同世代から、年上の方、本当にいろんな方々の目に触れて、それぞれ違った感想を聞いたりとかもすることで、この作品がいろんな人の元に届いていることを実感して、すごくうれしいですよね。内容的にも話す上でのフックになるような作品なので、そういう部分でも感想を言ってもらう機会は多かったですね。



――印象的な感想ありました。



永瀬:謎の考察をしている友だちがいて…。



松田:(考察を)送ってきてくれたの?めっちゃ、いい友だちじゃん!



永瀬:1話で『俺の予想、詩史さんの旦那さんが透の実の父と見た』。いやいや、そんなややこしい話ちゃうわって送ったんですけど…(笑)。あの詩史さんが透の母親に復讐するというドラマや!みたいな。もうそこから既読無視したんですけど(笑)



松田:返してあげなよ(笑)



永瀬:とりあえず、見てって感じ(笑)。なんかそういう独特な感想も含めてちょっと面白かったですね。



松田:僕もメンバーで言うと、ちゃか(宮近海斗)がずっと1話からリアルタイムで観てくれていて先日のコンサートで新潟に行ったタイミングで、ちょうど4話の放送があったので部屋で観ていたら、宮近と松倉(海斗)と七五三掛(龍也)が来て一緒に観ました。宮近はずっと観ているから『耕二は今こういう感情?』とか、いろいろ解説しながら一緒に楽しめたんですけどマチュ(松倉)は1話しかまだ観ていなくて。ずっと喜美子(MEGUMI)さんと耕二の大人なシーンで『あ!』みたいな(笑)。中学生と観ているようでうるさかったんですけど、しめ(七五三掛)も含めて、真剣に観てくれているうれしさもありました。あと若槻千夏さんがどハマリしてくれているみたいで「『東京タワー』の大ファンです」と言ってくれました。でも、これを機に松田はバラエティーやめた方がいいよ、バラエティーじゃなくて、もう役者だけしてった方がいいよ、みたいにしっかり言われて(笑)。これからの未来をちょっとちゃんと考えないとな、と思ったきっかけにもなって『東京タワー』ってすごいなと思いました(笑)



――メンバーと一緒に見るのは、ちょっと気恥ずかしさがあった?



松田:いや、なかったです。でもマチュが大人なシーンで興奮してると、そう思うんだ、こっちとしてはそういう感覚ではなくて、やっぱ美しくっていうのがあったので、そういう気持ちがなかったです。普通に観ていましたね。



――放送前、永瀬さんは高橋海人(※高=はしごだか)さんに絶対に見せたいとお話もされていましたが、実際に反応がありましたか。



永瀬:1話は見てくれたみたいで…『面白かった』とかそういう感じですね(笑)



――撮影裏でお話したことなどエピソードはありますか。



永瀬:裏でもしゃべったりしたよね。色々ね。



松田:ラジオでも言ってくれたよね?なんだっけ、裏…裏庭?なんだっけ?庭?



永瀬:庭には二羽、にわとりがいる?(笑)



松田:庭には二羽、にわとりがいる…(笑)。なんだっけ、ラジオの。



――庭ラジ?(『King & Prince 永瀬廉のRadio GARDEN』)



松田:あ、それ!(笑)。ラジオで言ってくれたんだよね。一緒にご飯行ったじゃん。ご飯に行って放送を一緒に観た話。



永瀬:あ!話した、話した。



松田:一緒に撮影していた日があって、その現場がちょっと早めに終わったので、ご飯行こうって言って一緒にバーのカウンターで飲みながら観たよね。詩史と透でバーのシーンがあったけど、放送される前からそういうシーンを撮っていることを知っているから、詩史になった気分になって…詩史(自分)と透(永瀬)。空気で恋に堕ちるんだな、みたいな。勝手に詩史に感情移入しました。その時、話し方もゆっくりだったよね。



永瀬:ゆっくりだったね(笑)。結構、本当に(松田が)詩史さん、そんな感じだった。



松田:そうだよ。もう好きなっちゃいました。



永瀬:メイクラブだったよね。



――現場でも結構しゃべっていた?



永瀬:結構しゃべったけど、深い話はせず他愛もない話だったよね。中学生みたいな話をしていました(笑)。レベルは低いですね(笑)



松田:それが楽しいんだよね~。



永瀬:現場では、楽しく過ごすっていうのをモットーにやっていました。



――最初の頃は永瀬さんが『元太くんのビジネスおバカ疑惑を暴きたい』とおっしゃっていましたがどうなりましたか?(笑)



松田:あったね(笑)



永瀬:360度どこから見てもバカでした。365日24時間年中無休でおバカでした(笑)。正月休みとかない!年中無休、不眠不休でおバカでした(笑)



松田:廉は全部ツッコんでくれるし、逆に急にボケ始める時もあって、そこは頭良くなった気分。ずっと楽しくいることができました。



永瀬:でも全然対応してくれなかったですね(笑)。俺が求めていたようなワードや、こういう雰囲気で突っ込んでほしいっていう感じでは一切来てくれなかったです。



松田:いや、ちょっと待ってよ。ストイックすぎるって!



永瀬:ボケに気づいてない時もあって、生粋の24年間バカだったんだなっていう…(笑)



――そうはいっても、廉くんのおバカなところも?



松田:廉も意外と…僕に比べたらもちろん頭がいいですけど。でも、廉もおバカだな、と思うことはありました。



永瀬:バカになっているんだけどね!



松田:あ、そういうこと?



永瀬:元太のレベルに合わせていかないと会話が進まないから。



松田:そういうこと!?え、優しさ?



永瀬:優しさというか、なんかそうなった。お芝居みたいな感じ。



松田:僕とお芝居してたの?



永瀬:バカを演じる、みたいなお芝居している感覚だったね…

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