【音楽】
小林幸子、60周年の転機はニコニコ動画との出会い “ラスボス”などで話題「小林幸子が知らない小林幸子を教えてもらった」

小林幸子 (C)ORICON NewS inc.


 歌手の小林幸子(70)が2日、東京・新橋演舞場で『小林幸子60周年記念公演 in 新橋演舞場 ~ラスボスのキセキ~』を開き、取材会を行った。



【全身ショット】神々しい…!きらびやかな金色衣装を着こなす小林幸子



 小林は、1964年に10歳で「ウソツキ鴎」でデビュー。79年には「おもいで酒」が大ヒットし、NHK『紅白歌合戦』に初出場すると、以来33年連続で出演し、“豪華衣装”で話題となっていた。近年では、ニコニコ動画で“ラスボス”として大バズリし、若い世代からの支持も得ている。



 60周年の心境を問われると「皆さんに応援していただいた。60年と聞くと自分でもびっくりしますけど、経ちました。本当にありがとうございました」と口にする。60年を振り返ると、という質問には「60年と言われても、60年は初めてなので、なんて答えればいいのか」と笑わせつつ「(デビューは)東京オリンピックがあった年なんです。歌手の間で2回、東京オリンピックを経験したのが、60年の流れ」としみじみと語った。また、「私、70歳なんですね」とぽつり。「見えない!」と報道陣が返すと、小林は「わかってらっしゃる!」と軽妙なやり取りも。若さの秘訣は「歌を歌っていること。歌が好きなのと同時に、みんなが喜ぶことも大好き。バカなこと言ってスベったりするけど」と笑顔を見せた。



 転機を問われると、デビューや「おもいで酒」の大ヒットなども振り返りながらも「ニコニコ動画に出会ってから」とした。「12年、13年ぐらい前にニコニコ動画に出会った。今まで全然知らないネットの世界を教えてくれたんです。小林幸子が知らない小林幸子を教えてもらった。一緒に楽しんで勉強した。これからも楽しんでいきたい」と“ラスボス”などで話題になり、ファンの裾野が広がったニコニコ動画に感謝した。



 今後も型にとらわれずチャレンジを続けるそう。「『面白いね』となったら、すぐやる方」とチャレンジ精神を持っていることを明かし「体が続く限りチャレンジしたい」と意欲的を見せていた。



 公演は、超歌舞伎などデジタル演出を得意とする横澤大輔が演出を手掛け、巨大衣装、最新映像演出、ダンスパフォーマンスを取り入れ、演歌、JAZZ、アニメソング、ボーカロイドまで小林幸子の60年をギュッと凝縮した圧巻のステージ演出に。AI技術でデビュー当時の10歳の小林幸子と現在の小林幸子の競演もあった。

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