【音楽】
アイナ・ジ・エンド、“BiSH時代の夢”日本武道館公演をソロで実現 Zeppツアーも発表
元BiSHで歌手・俳優のアイナ・ジ・エンド(29)が11日、自身初の東京・日本武道館公演『ENDROLL』を開催した。BiSH(2015年1月~2023年6月29日)が解散までの目標として掲げていたものの果たすことができなかった夢の日本武道館公演。BiSH時代の盟友、モモコグミカンパニー、リンリン(現MISATO ANDO)、アユニ・Dが見守るなか、ソロで実現した。
【ライブ写真】夢の日本武道館で笑顔満開のアイナ・ジ・エンド
BiSHは2ndアルバム『FAKE METAL JACKET』(2016年発売)収録曲で、武道館を目指す想いを込めた「BUDOUKANかもしくはTAMANEGI」を歌ってきた。解散ライブで東京ドーム公演の夢はかなえたものの、日本武道館公演は実現できなかった。
開演前の囲み取材で、念願をかなえることについて聞かれたアイナは「清掃員(BiSHファン)のみんなと過ごした8年間があったから、今、ソロとしてもこうやって歌って踊れている。清掃員に感謝の気持ちが強くあります」と感慨深げ。「緊張感はありますけど、弱音を吐いていられないので、今は正直“ブチかますぞ!”という気持ち」と意気込んだ。
本公演は、これまでの集大成ともいえるようなベストセットリストで構成。表現者アイナ・ジ・エンドの歌とダンスパフォーマンスをより際立たせるソリッドなステージ演出が相まって、まるで1本の映画を観たかのような、“新たな幕開け”の一夜となった。
アイナ自らこの公演のためにオーディションで選んだ20人のダンサーとバックバンドを含む総勢30人も参加。7月26日に配信リリースした新曲「Love Sick」ではダンサーに加えて旧友の清水舞手を迎え、「静的情夜」では自身の振付で圧巻のパフォーマンスを繰り広げた。
アンコールでは、ポッキーCM曲「ハートにハート」を初披露し、あす12日に配信リリースすることを発表した。さらに、この日の日本武道館公演をPrime Videoで12月6日から世界配信が決定したことも発表し、ファンを沸かせた。
来年1月から始まるZeppツアー『ハリネズミスマイル』(7都市10公演)の開催も発表した。囲み取材ではZeppツアーを選んだ理由を話し、「Zeppはライブハウスで、お客さんとしっかり目と目があう環境なので、そこでもう2ふんばり、3ふんばりくらいライブを育てていかないと、アイナ・ジ・エンドはまだまだ育たないなと思った。ホールとかで見せきるツアーよりかは、ちゃんと作り上げるツアーを組みたいと思った」と説明した。
「自分の人生これからどうなるかわからないけど、アイナ・ジ・エンドはずっと歌っててくれる存在だと安心してほしい。どうなってもアイナ・ジ・エンドは歌ってんだろうなって思われたいので、そのために健康に気をつけて、美容にもこだわって頑張りたい」と、次なる目標を掲げた。
■『AINA THE END “ENDROLL”』セットリスト
01. 帆
02. Frail
03. ZOKINGDOG
04. NaNa
05. あぁ揺れてる
06. 家庭教師
07. 偽りのシンパシー
08. 誰誰誰
09. Love Sick
10. 日々
11. 死にたい夜にかぎって
12. 金木犀
13. 虹
14. 静的情夜
15. Red:birthmark
16. BLUE SOULS(A_o)
17. アイコトバ
18. ペチカの夜
19. きえないで
【アンコール】
EN1. 宝者
EN2. ハートにハート
EN3. サボテンガール
■全国ツアー『ハリネズミスマイル』日程
▼2025年
1月22日(水):神奈川・KT Zepp Yokohama
1月26日(日):北海道・Zepp Sapporo
2月10日(月):東京・Zepp Haneda
2月11日(火・祝):東京・Zepp Haneda
2月16日(日):福岡・Zepp Fukuoka
2月24日(月・祝):宮城・GIGS
3月5日(水):大阪・Zepp Namba
3月6日(木):大阪・Zepp Namba
3月17日(月):愛知・Zepp Nagoya
3月18日(火):愛知・Zepp Nagoya