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児童養護施設などからの卒業を応援 「こども・若者未来基金」募金5月6日(月)から〔千葉〕



パルシステム連合会
県内3生協7年間の連携でのべ121人と伴走者を応援

生活協同組合パルシステム千葉(本部:千葉県船橋市本町、理事長:高橋由美子)は5月6日(月)から、保護者と離れ児童養護施設などで育った子どもたちの自立を支援する「こども・若者未来基金」への募金を利用者に呼びかけます。県内3生協が2017年から連携し、これまでに6,700万円を超える募金が、のべ121人の子どもたちとその自立を見守る伴走者の活動を応援しています。

見守る伴走者の活動も応援
「こども・若者未来基金」は、認定NPO法人ちばこどもおうえんだん(千葉市、湯浅美和子理事長)が運営し、県内の3生協(なのはな生協、生活クラブ生協、パルシステム千葉)などが参画しています。基金は、保護者との生活が困難なため児童養護施設や里親などの公的制度で育った子どもたちの自立を応援します。新生活を迎えるための学費や住居契約、給与を受け取るまでの生活費など金銭面の支援とあわせ、伴走者の存在を約束し、見守る活動も資金面で助成します。

生協の利用者は商品の注文時に現金やポイントで募金に参加ができるほか、基金HPでも広く寄付を呼びかけています。

▼こども・若者未来基金
http://kodomo-ouendan.com/jiritu-kikin

2023年度の募金総額は816万円となり、21人へ27の案件で給付ができました。2017年度からの運営により7年間で集まった募金総額は6,720万円、のべ121人への応援につながっています。

困ったときに“頼る力”を
公的制度の適用は、基本的に18歳までです。成人年齢とはなりますが、高校卒業相当で誰にも頼らず1人で生活できるまでには、経験と知識が必要です。制度から離れると進学や就職のための新居の契約や家計の管理、家事全般をまかなうなど、子どもたちには初めてのことばかりです。

施設卒業後に勉学や仕事との両立に困惑し、生活リズムや心身に不調をきたすなど1年半で30%が退職、14%が退学に至るとの調査結果も示されています。新たな生活が順調に続くよう、給付を受ける子どもと自立を支える伴走者とは定期的に連絡を取り、困ったときには周りに助けを求める力を持つことの大切さも伝えています。

自らも寄りそう存在になりたい
基金の助成を受けた人たちからは「給付により心に余裕を持ち生活ができました。将来は心理学関係の仕事につき、不安を抱える人たちを助けたいです」「地域の人たちとのつながりを大切にし、児童相談所で活躍していた保健師として自分も働く夢をかなえます」などの声が届いています。
応援の気持ちが込められた給付金と周りの人たちのサポートを受け止め、のべ121人の子どもたちが自らも他者に寄りそう存在になることなど、それぞれの夢に向かい歩んでいます。

パルシステム千葉はこれからも、多様な課題に向き合う人たちと連携し、誰もが活躍できるあたたかな地域づくりをめざしていきます。


チラシPDFはこちらから
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