新型コロナ 茨城で44人感染 県立こども病院の看護補助者など 公立校教員や男児も
茨城県と水戸市は2日、県内で新型コロナウイルス感染者が新たに計44人確認されたと発表した。このうち那珂市の40代女性は県立こども病院(水戸市)に勤務する看護補助者。県疾病対策課は「(同病院の)診療への影響はない」と説明した。龍ケ崎市の70代無職男性と水戸市の80代無職男性の2人が重症。県内の累計感染者は1655人となった。
県によると、看護補助の女性は同病院内で患者の食事介助や配膳、おむつ交換などを担当。今後、濃厚接触者の職員5人と入院中の未就学〜10代の患者5人の計10人を検査していく。
つくば市の80代と90代の無職女性はクラスター(感染者集団)発生の可能性が指摘されている同市内の高齢者施設入居者で、同施設の感染者は計10人に拡大。
また、同市の20代教員男性は、11月29日に感染が発表された同市の公立校に勤務する教員女性の同僚。同校では、10歳未満男児の感染も新たに分かった。
新型コロナ感染者のうち33人が1日までに回復。県内の退院・退所などは計1224人となった。
■県内感染確認者
1655人(前日比+44人)
うち死者 23人
退院・退所等 1224人
(県発表、2日午後10時現在)