2017年2月25日(土)

【デスク日誌】熱放ち心を打つ世界像

雑誌の1ページに目を奪われたことを覚えている。写真家・石川直樹さんが色鮮やかに切り取った離島の珍しい盆行事は、躍動感や臨場感だけでなく、何かが匂うというか熱を感じるような作品。それ以来、気になる存在となった
▼幸運にも石川さんの大規模個展「この星の光の地図を写す」が水戸芸術館で開かれた。会期末間近というタイミングで、足を運ぶ時間を確保。じっくりと石川ワールドを堪能してきた
▼地球全体をフィールドに自然と人々の生きざまを見続けた20年にわたる活動を450点で紹介。北極圏の廃れゆく村の姿や古代人が残した壁画など、荘厳で壮大な世界像に言うまでもなく圧倒された
▼「自分の目と足で確かめスキャンした」という心を打つ作品たちは、雑誌で出合った1枚と同じような熱を放っていた。見応え十分。同展はあすまで。 (整理部・高野祐一)

2017 年
 2 月 26 日 (日)

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