【デスク日誌】鹿島の聖地、レガシーに

サッカー鹿島アントラーズの「聖地」メルカリスタジアム(県立カシマサッカースタジアム)が、2033年夏の開業を目指し、隣接地へ整備されるニュースが話題になった。どのような機能を持たせた新スタジアムが誕生するのか、大いに注目したい

▼気がかりは現スタジアムの扱い。老朽化に伴う多額の修繕費が重しとなり、解体される見通しのようだ。神社仏閣や美術品と違い「いつまでも」とはいかないのだろう

▼聖地は1993年に完成した。事業費84億円、13カ月のスピード工期。当時、施設関連の用地取得が課題に上り、旧鹿島町(鹿嶋市)の担当者は「プロサッカーが将来のまちづくりにつながる」と奔走。チームは最高の結果で応え、社会現象を巻き起こした

▼数々の名勝負と関係者の汗が染み込んだ聖地。レガシー(遺産)への取り組みも必要だ。(報道部・小林久隆)