2019年5月22日(水)

【デスク日誌】北斎画と観光の切り口

葛飾北斎が富嶽三十六景を出した江戸後期は町人文化が花開き、各地で観光のブームと産業が興ったらしい。先の10連休を利用し、熱海のMOA美術館を訪れ、当時の物見遊山を描いた北斎漫画の魅力に触れた

▼東海道をたどり、国内外の多くの客を引き付ける名勝地にも寄った。小田原城内の観光・体験施設は一日中飽きない仕掛けが満載。入場料収入をサービス拡充につなげている

▼本県では、筑波山で多言語地図を売って整備に充てる取り組みが始まった。小さな一歩だが、来場客も応分に負担し地域内で循環させる

▼観光有識者のデービッド・アトキンソン氏は著書「新・観光立国論」で「来客にきちんと負担してもらい質を上げる投資や仕組みが必要」と訴える。国際観光ブームの時代。世界を驚かせた北斎画の斬新な切り口を観光にも生かせまいか。(土浦つくば支社・綿引正雄)

2019 年
 5 月 22 日 (水)

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