【デスク日誌】サポーターと紡ぐ物語
「消滅もあるかもしれない」。J2水戸の担当を引き継いだ2003年。先輩記者の言葉に身が引き締まった。存続すら危ぶまれていたチームはその年、初の単独首位に立った。今ではリーグ優勝の可能性を残し、昇格争いの中心にいる
▼03年当時は練習会場も定まらず、各地を転々とした。取材する様子を写真でプレゼントされたり、先発予想を外してネットでたたかれたり。サポーターとの思い出も尽きない
▼20年以上にわたり、いい時も、悪い時も支え続けたサポーターの存在は水戸の宝だろう。ホーリーブルーに染まるスタンドを見て、選手たちも勇気をもらっているに違いない
▼前節のホーム戦で歓喜の瞬間は訪れなかったが、これ以上ないドラマチックな展開になっている。昇格へサポーターと紡いできた物語。〝J2編〟の最終章は笑顔で飾ってほしい。(報道部・松崎亘)










