【デスク日誌】未来への備え握る1票
気温が30度を超える日が続き、県内の一部地域は35度以上の猛暑日を観測。西日本では先月下旬、最も早い梅雨明けを迎え、今夏も異常な暑さが続きそうな様相だ
▼参院選はきょう、公示される。茨城選挙区では現新8人が立候補を予定し、20日の投開票に向けて真夏の熱い論戦を繰り広げる。候補者の生の声が、報道や広報を通した訴えが、多くの有権者に届いてほしい
▼主な争点には物価高対策が挙がる。与党は国民1人当たり2万円を給付する方針で、野党は主に消費税の減税などを中心に訴える。目の前の厳しい経済事情に一息つける対応も必要だろう
▼一方、未来に備えた対策も注視したい。「沸騰」とも例えられる温暖化や深刻化する人口減少など、本格的な対応は不可欠だ。50年、100年先もずっと安心して暮らせる未来は、一人一人の1票が握っている。(報道部・前島智仁)