【デスク日誌】俳壇選者、功労に感謝
毎週日曜掲載の「茨城文芸」を担当している。文芸面は主に歌壇、俳壇、詩壇、ハイスクール短歌で構成。投稿作品は毎日はがきや封書で届く。その内容は自然や動植物、人生の哀歓、歴史、時事の話題など多岐にわたる
▼作品は選者の手を経て、1席から順に紹介する。掲載枠には限りがあり、未掲載の作品も多い。それでも投稿を続けていただき感謝の思いだ
▼言うまでもなく、文芸面は投稿者と選者に支えられている。その一人、俳壇の嶋田麻紀さん(80)が本紙選者を引退した。23日掲載分が最後だった。1993年8月から30年以上にわたり選者を務め、歴代の担当者がお世話になった
▼嶋田さんは「投句した人と共に私も選者として成長させてもらいました」と話す。その思いを〈永き日や共に歩みし選句欄〉と詠んだ。長い間、ありがとうございました。(報道部・小林久隆)