市や町の境界線ない
○…土浦商工会議所の中川喜久治会頭は、食やエネルギー分野におよぶ安全保障問題、人口減少といった日本の課題を挙げ、「大変多難な時期に経営者として経済活動していると認識しなければならない」と語る。
検定や保険共済などの共益事業のほか、経営指導員の増員などに取り組み、地域の経済界をけん引する存在を目指す。「われわれは筑波山や霞ケ浦という大きな地域のスケールの中で生きている。その枠の中には、どこにも市や町の境界線はない」(緑)
○…ID(知的障害者)柔道への理解を深めてもらおうと、全日本柔道連盟が県内で初めて体験会を開いた。講師を務めた同連盟の浜名智男振興部長は「やりたいと思う人がいつでも参加できることが理想。その環境づくりが大事」と意義を強調する。
ID柔道は「安全な柔道」を基礎としており、「けがをしない柔道」を掲げた創始者、嘉納治五郎の精神そのものだという。「柔道は誰でもできるもの、楽しく親しむものだという理念を広めたい」と力を込める。(朝)
○…「園児たちに受け入れられ、救われた」と話すのは、NPO法人「潮騒ジョブトレーニングセンター」の栗原豊センター長。地域の保育園で行事を手伝った経験を振り返り、自身や入寮者たちが園児から「ジョブさん」と呼ばれ、親しまれたと語った。
薬物に依存した過去があり、現在は同じ悩みを抱える仲間たちの回復を支援する。「子どもたちから感謝状をもらった時は、たまらなくうれしかった」と振り返り。「回復の一助になった」と笑顔を見せた。(三)










