大会運営の見直しを

○…県議会総務企画委員会で、県が進めるサイクルツーリズムについて取り上げた二川英俊氏(国民民主)。県による自転車走行空間の整備に触れ、「地域住民の歩行や車の走行空間も同時に考える必要がある」と指摘した。

10月に開催された「OkukujiX(クロス)」など誘客イベントの効果を評価しつつ、地域に住む生活者への配慮も重要と強調。「危険な場所が増えることのないよう、さまざまな視点からの環境整備をお願いしたい」と注文を付けた。(前)

○…防災環境産業委員会で、瀬谷幸伸氏(いばらき自民)は、いばらきeスポーツ産業創造プロジェクトが5年経過したことを踏まえ、「IT分野など成長産業の人材育成で成果が出たか否かによって、今後の方向性が変わる」と指摘した。

企業と連携した大会や関連産業が生まれるなど、eスポーツが広がりを見せている。ただ県主催の大会については「本来ならゲームをPRしている企業が主催し、県は協力していくべき」と運営の見直しを求めた。(果)

○…6月に大子町と常陸太田市の境付近で目撃されたツキノワグマ。営業戦略農林水産委員会で、石井邦一氏(いばらき自民)は「観光客から心配の声が上がっている。観光に携わる皆さんが敏感になる必要があるのでは」と、地元の声を紹介し懸念を示した。

10月に同町に隣接する福島県棚倉町でツキノワグマが捕獲されたことを挙げ、「人ごとじゃない。観光客が安心して訪れて、満喫していただける環境をつくらなくてはいけない」と危機意識を持つことを求めた。(木)