広がる過程楽しんで
○…境町で講演したノーベル平和賞受賞者のムハマド・ユヌス氏は、子育て支援など独自の施策を展開する町について「(自分たちの活動と)親和性が高い」と評価した。
通常の銀行が融資しない貧困層を対象に、担保なしで少額を貸し出して自立を助けるバングラデシュのグラミン銀行の創設者。その活動は現在、世界中に広がっている。「始まりは小さくてもいい。(取り組みが)広がっていく過程を楽しんでほしい。みんなに伝われば世界も変わる」(正)
○…国民病と言える花粉症の軽減に向け、少花粉スギ品種を開発している日立市の森林総合研究所林木育種センター。田村明育種第二課長(農学博士)は「(新品種への)世の中のニーズは強い。いち早く対応していくのが使命」と意義を強調した。
開発の過程では樹木の成長を促す薬剤処理などを行う。広い試験林のやぶに荷物を背負って分け入り、樹木に薬剤を噴霧する。7月ごろの作業は近年の猛暑で過酷さも伴うが、「苗木の普及につなげたい」と意欲。(綿)
○…水戸芸術館による展覧会無料招待企画「高校生ウイーク」が先月末、33年間の歴史に幕を下ろした。立ち上げから携わる同館の森山純子さんは「出会った人や出来事を振り返り、公共施設がどうあってほしいかを改めて考える機会になれば」と前を向く。
最終日は、期間限定のギャラリーカフェに、高校生や学生時代に足しげく通ったという30~40代の人たちが子連れで集まった。「ここでの経験が、生活を楽しむヒントとして生かされていたらうれしい」と願う。(翔)








