豊富な地域資源活用

○…「行方の農畜水産物のブランド化はもとより、サツマイモの海外輸出を拡大し、地元農家の所得を向上させたい」と意気込むのは行方市の方波見誠副市長。県職員時代の36年間は農業一筋。一大産地である下妻産ナシの海外輸出などで手腕を発揮した。

今月から現職。豊かな自然や水に恵まれた環境でのスタートに、「豊富な地域資源を生かし、10年後も住みたい、住み続けたいと思ってもらえるまちにするため、市長のサポート役として職務を全うしたい」と話す。(雅)

○…水戸市泉町の旧銀行跡地に美術館を核とした交流施設が来秋開業。運営する哲文化創造一般財団法人の福田三千男理事長は「市民が気軽に集える空間を目指したい」と意欲を示す。

水戸に生まれ、アパレル大手、アダストリア会長を務めながら、地域文化の振興に長年携わる。施設は銀行建物を改修して建設。近代日本画の巨匠、横山大観らの名品を収蔵する。「著名な美術関係者も事業に参画され、大変心強い。芸術を仲立ちに中心街のにぎわいを取り戻したい」(浩)


○…入学、進級の季節。鹿嶋署の桜井和雄署長は「昨日まで保護者と手をつないで歩いていた小さい子が、登校班に交じったり家の近くまで1人で歩いたりするようになる」と話し、見守りの必要性を強調した。

春の交通安全運動に合わせて実施した街頭キャンペーンでは、交差点に立ち交通ルールの順守を呼びかけた。鹿嶋市では今年、すでに1件の交通死亡事故が発生。「運動期間が終わっても、事故防止に向けて積極的に活動していく」と気を引き締めた。(希)