従軍経験を妖怪画に
○…「夏の暑さが続く中、妖怪は(避暑に)効果的」とほほ笑むのは、県天心記念五浦美術館の小泉晋弥館長。漫画「ゲゲゲの鬼太郎」の作者、水木しげるさんの展覧会が同館で開催中。
水木さんは伝承や絵画を通して築かれてきた妖怪像を引き継ぎながら、緻密な描写で独自の表現を展開していったという。作品の中には、自身の従軍経験を盛り込んだ妖怪画もある。「水木しげるが描く妖怪と戦争は密接な関係にある。戦後80年にふさわしい企画」と来館を呼びかける。(七)
○…「正しい交通ルールやヘルメットの着用方法を学ぶ機会をつくるべき」と語るのは、自転車販売店グリーンサイクルエム(那珂市)の峯岸行生店長。那珂警察署で行われた自転車サミットで、自転車を扱う事業者として、ヘルメット着用の必要性を語った。
高校生らが着用しない理由について「自分も同じ気持ちだった」と共感を覚える一方、「かぶっていればよかったと思う時には遅い。後悔しないため、身を守る手段として、着用していることが大事」と訴えた。(打)
○…「40歳の年の差があっても仲間として絆を深めることができた」と笑顔を見せるのは県警総務課の大貫雅雄課長。母校の高校サッカー部OBとして現役生との交流マッチに参戦。チーム最年長プレーヤーとして若者たちと一緒にボールを追いかけた。
普段は警察官として社会の動勢に目を光らせるが、この日は一選手として目を輝かせながらピッチを駆け回った。「年代を超え、スポーツを通じて交流できるとても素晴らしい機会だった」と充実した表情を浮かべた。(朝)