歌う姿見ると元気に

○…「高齢者の方がとにかく元気で、歌っている姿を見ると元気をもらえる」と話すのは、県民謡協会の園部春香会長。主催した県芸術祭の民謡民舞大会Ⅱは、協会加盟の13団体と一般1団体から約150人が参加し、ステージで自慢ののどを披露した。

本県ゆかりの「磯節」をはじめ、全国各地で歌い継がれる民謡を発表。一部に小中学生も出演し、大きな拍手を受けた。「広く民謡の素晴らしさを知っていただき、若い人に興味を持ってもらいたい」と願った。(隆)

○…劇作家の平田オリザさんは、水戸市であったオペラ公演後、自身が立ち上げた豊岡演劇祭(兵庫県)を引き合いに、「食や芸術を柱とした文化観光は、開催日程を意図的に動かせる。観光の底の時期を埋められ、通年集客にもつなげられる」と話した。

観光と芸術との親和性が注目されるように、芸術の役割は時代とともに変わるという。「アーティストは皆さんからミッションを受けてやっていく立場。どう変えるかは、水戸の皆さんが考えるものです」(優)

 ○…「東京直結鉄道の誘致はこの地域にとっての悲願。ぜひ一人一人の思いと力をいただき実現したい」と呼びかけるのは、坂東市商工会の上坂理一会長。商工会などが主催し誘致促進大会を開いた。

同市など4都県の12自治体では、東京メトロ有楽町線の延伸整備・誘致へ官民一体で取り組んでいる。「40年以上続けているが運動はやめてしまえばそこで終わってしまう。鉄道が通ることを祈り、これからも声を上げ続けていきたい」と力を込めた。(羽)