次回の大会にも意欲

○…境町で11月末まで開かれた「茨城境アーバンスポーツフェス」。インラインスケートや自転車BMXなど4競技の国際大会で、10日間の会期中、会場には国内外から約7千人が訪れた。野口富太郎実行委員長は「おかげさまで盛況だった」と振り返る。

アーバンスポーツの国際統括団体ワールドスケートと仏ハリケーン社が運営する大会が同時に開かれたのは今回が初めてという。運営の苦労もあったとみられるが「来年はもっとレベルアップしたい」と意欲を見せた。(正)

○…大相撲の世界から歌手に転身して22年。元幕の内力士、大至さん(57)は地元日立市について「(相撲部屋に)入門する15歳までしかいなかったが、古里に関する曲を歌うたび、日立の海や山を思い出す。大きな喜びになっている」と語った。市内での凱旋(がいせん)公演で思いを伝えた。

厳しい芸能生活で苦しさを味わったが、力士時代からの後援者らが応援してくれたという。「自分の力をより磨いて、素晴らしい歌の世界を伝えられれば」と願いを語った。(綿)

○…「気持ちよく歌えた」と語るのは、7日にあった県芸術祭「県民コンサートII」(第46回日本の歌 声楽演奏会)で、運営を担った主催者「野ばら会」の鴫原みよ子会長。91歳の年齢を感じさせず、女声合唱団の一員として伸びやかな歌声を披露した。

同演奏会は、同日に他会場で行われた二つの催事と合わせ、本年度の芸術祭で最後のステージ発表となった。多彩な演出で聴衆を魅了し「半年かけた練習の成果を、皆さん思い切り出せた」と満足そうに振り返った。(隆)