製造160年ピアノ演奏

○…「ドビュッシーが生まれた3年後につくられた。育つ過程で接したピアノに近いかも」と話すのは、ピアニストの菊池亮太さん。水戸市緑町の旧水海道小学校本館にある「いにしえのピアノ」製造160年記念コンサートで、仏の作曲家、ドビュッシー(1862~1918年)の楽曲を演奏した。

米国スタインウェイ&サンズ社が1865年に製造。日本国内にある同社製ピアノで最古とされる。「国は違うが時代は近い。このピアノのような音をイメージし作曲したと思う」(翔)

○…「守谷は小さい市なのにいろんな鳥がいる」と語るのは、「小さな鳥の資料館」(守谷市)の池田昇館長。市内3小中学校の児童生徒が「守谷野鳥のみち」を散策し自然観察した際、ガイドを務めて紹介した。

市はつくばエクスプレス沿線開発が進む一方、緑を生かしたまちづくりに取り組む。「多くの人が観察しているからこそ野鳥が記録される」。説明通り、この日も守谷鳥類調査会がボランティアで参加。市民の精力的な活動が守谷の自然を守っている。(明)

○…「関係者の尽力のたまもの。心から敬意を表する」と話すのは、県教委の柳橋常喜教育長。国連教育科学文化機関の無形文化遺産に北茨城市の「常陸大津の御船(おふね)祭」が登録されたことを祝う記念式典に来賓として出席した。

昨年の祭りに約30万人の観光客が訪れたことに触れ、「茨城県を代表する祭り。世界に認められたことは名誉」とたたえた。「登録を契機に御船祭の魅力がますます世界中に発信されていく。地域や県全体の活性化に弾みをつける」と期待感を示した。(尚)