2012年12月8日(土)

遠隔操作でがれき除去へ 日立が福島原発用ロボット開発

日立グループが開発した「アスタコ・ソラ」。操作盤(奥)で遠隔操作する=日立市大みか町
日立グループが開発した「アスタコ・ソラ」。操作盤(奥)で遠隔操作する=日立市大みか町

日立製作所グループは7日、福島第1原発内のがれき除去などに活用できる、遠隔操作が可能で2本の腕を備えたロボットを開発したと発表した。同日、日立市大みか町の同社臨海工場で報道陣に公開した。同原発構内は放射線量が依然高く、がれき撤去には、小型で遠隔操作できるロボット技術が必要とされる。

同グループはロボットの活用を東京電力に提案しており、来年から原発内作業に投入される見込み。

ロボットは、小型双腕重機型ロボット「アスタコ・ソラ」。日立エンジニアリング・アンド・サービス(日立市)と日立建機(東京)が約1年をかけて共同開発した。

2本の腕は高さ約2・5メートルまで動かせ、1本で約150キロ、両腕で計300キロの重量物を持ち上げられる。腕の先端には切断用の回転刃やはさみなどが取り付けられ、鉄筋などを切ることもできる。

高さ150センチ、重量約2・5トンと小型の本体は無限軌道で移動。カメラが6台取り付けられ、作業員は操作盤に映し出された映像を見ながら無線で操作する。

日立エンジニアリングは「ロボットは狭い構内の作業に向くように造った。多機能でさまざまな作業に対応できる。原発作業支援に貢献したい」としている。



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