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シルバーリハビリ体操、指導士5000人を突破 県庁で記念講演

記念講演会で体操を行う参加者=県庁
記念講演会で体操を行う参加者=県庁


本県独自の介護予防策として取り組む「シルバーリハビリ体操」の指導士が5千人を突破したことから、県立健康プラザの記念講演会が31日、県庁で開かれ、同プラザの大田仁史管理者は「もっともっと介護予防を進めないと、超高齢化社会は乗り切れない」と強調した。県は高齢化率(総人口に占める65歳以上の割合)が25%を超える見通しの2015年度中までに、指導士1万人の養成を目指している。

同体操は大田管理者が考案し、道具を使わず、1人で場所を選ばずにできるのが特徴。関節が動かなくなるのを防ぎ、立ったり、座ったりの日常必要な動作の訓練になる。05年度以降、養成した指導士は5274人に達し、昨年度は延べ約41万人が体操を学んだ。

講演会で大田管理者は高齢化率が上昇し続ける中、06年度以降の介護保険における要支援と要介護の認定状況を説明し、11市町村で要支援と要介護レベル1の認定率が横ばい、または減少していると指摘。今後、体操指導と同認定状況の関連について詳しく検証するとした。

指導士の資格は1〜3級の3段階で、3級(地域活動の実践)▽2級(地域活動のリーダー役)▽1級(3級講習会の講師)-とされる。3級は40時間(1日5時間で8日間)で、体操の実践ほか、解剖運動学や食生活などの講習を受ける。指導士の内訳は、3級3501人、2級1668人、1級105人(22市町村)。

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