次の記事:TX土浦延伸 27年後黒字 茨城県試算 東京一体整備で 

つくば宝篋山 採石場跡地、植樹祭

植樹祭に参加した小田小の児童ら=つくば市大形
植樹祭に参加した小田小の児童ら=つくば市大形


採石場跡地にかつての森林を復活させる計画がつくば市大形地区の宝篋山(ほうきょうさん)で進められている。採石で山肌があらわになった急斜面をなだらかにしつつ緑化を進める壮大な計画で、地元住民と地権者の国や県、市、採石業者が一体となって取り組む。8日は植樹祭が開かれ、地元住民や小学生らがケヤキやアカマツなど約200本を植樹した。

宝篋山は筑波山の東に位置。水郷筑波国定公園内で、国有保安林が多くを占める。採石事業は1950年代から始められ、筑波研究学園都市の建設やつくばエクスプレス沿線の幹線道路の整備にも一役買ってきた。

だが、山肌があらわになっていることから地元住民らが「山を元の姿に戻そう」と緑化を強く要望。これを受け県は2004年に緑化に向けた基本計画を策定、08年には採石業者2社が実施計画をまとめ本格的にスタートした。

事業面積は約110ヘクタール。国が国有保安林指定を解除して採石の継続を認める代わりに、業者は急勾配になっている斜面を26〜28度となだらかにして植林を進める。

事業費約7億8千万円は2社が採石による収益で全額負担し、25年の完了を目指している。

植樹祭は県や市、住民らでつくる「宝篋山ふるさとの山づくり懇談会」が主催し、11年に続き2回目。同日は市立小田小学校(樫村宣行校長)の5・6年生や住民ら約100人が参加し、「枯れずに育ってほしい」と苗木を植樹した。

市原健一市長も参加し「経済活動と環境保全を両立させる事業。環境教育にもつながるため今後も続けていきたい」と話していた。



最近の記事

茨城の求人情報

全国・世界のニュース